適応障害の症状は行動面にも現れる?大切な人の為に理解することが第一。

      2017/05/22

強いストレスを原因として、
身体や心そして行動面にまで生活を送っていく上で
困難な症状が現れる適応障害という病気。

 

適応障害と聞くと、
つい「心の病気」と捉えてしまい、
気分がひどく落ちこむことや、
関連して頭痛や吐き気など体に不調が現れる、
と連想してしまいがちです。

 

しかし、
適応障害は行動面にまで、
影響を及ぼします。

そのため、
周りの人からしたら、
「なんて酷いことをするんだ」
「突然一体どうしたというんだ」
と困惑してしまうこととなります。

 

しかしあらかじめ、
⚫️適応障害を患っている人は
こんな行動面の症状がある
と理解していれば、

心の準備ができたり、
適切な対応が取れたりもするのではないでしょうか?

 

僕は以前に適応障害になったことがあります。
「今思うとあの極端な行動は病気のせいだったのか…」
と思うことがいくつかあります。
その中にはとても人に言えないような恥ずかしいこともありました。

 

何度かに渡って、
適応障害について書いてきましたが、
今回は「行動面の症状」について詳しく書きました。

 

 

 

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行動面の症状とは?

 

適応障害の行動は、
大きく分けると下記のように分けられます。

 

 

・対人関係に極度に過敏になり、
 人間関係を避ける

・攻撃的で反社会的な行動

 

また行動面では、行きすぎた飲酒や暴食、無断欠席、無謀な運転やけんかなどの攻撃的な行動がみられることもあります。※厚生労働省

 

「突然、仕事を全くやらなくなった」
「人が変わったかのように怒鳴られた」

 

身近な人にこのような変化が現れた場合、
とても困惑するものです。

「あの優しかった人が」
「あの真面目だった人が」

とショックを受けた後に、
怒りが湧いてくることもあるでしょう。

 

しかし、
それも「病気だからある程度はしょうがない」
と心のどこかで理解できていたら、
気持ちが少しは楽になるかもしれないし、
あらかじめ対処法を考えることもできます。

 

 

では上記の3つの項目に対して、
少しずつ説明していきましょう。

 

 

 

対人関係になり極度に過敏になり、人間関係を避ける

「人の悩みのほとんどは実は人間関係によるものだ」
そんな考え方はすっかり市民権を得てきましたね。

 

 

適応障害の発症の原因は「強いストレス」。
極限にまで溜まった人間関係による強いストレスに対して、
普通の感覚ではびっくりするぐらい過敏になったりしています。

 

・あの人が今笑ったのは自分をバカにしているからでは
・ため息をつかれた。自分は相手をがっかりさせたのかも

 

 

僕は以前適応障害になった時、
こんな被害妄想のような思い込みで常にビクビクしていました。

そういった不自然な思い込みがストレスになると、
体が緊張でこわばってしまいます。
そしてそのストレスや過度の緊張が、
頭痛や吐き気、腹痛など身体の症状にも影響が出てきます。

 

こうなってしまうと、
ほんの些細なことですらストレスになるので、
少しでも大きな出来事があろうものなら、もう心の中はパニックです。

 

心のタンクは溢れかえり、
「もうダメだーーー!!」となってしまいます。
僕はあまりにパニクっているので実際に人にバカにされたこともありました。

 

医学的にその事が直接の因果関係があったのかは定かではありませんが、
あまりに人間関係がストレスになるので、

・突然電話に出なくなった
・CDを返してと言っても、応えない
・話しかけても応えてくれない

 

などの行動に出てしまい、
丸ごと人間関係を避けるような行動を当時はしていましたね。

 

 

もしかしたら、人によっては出社拒否・登校拒否などの行動をする人もいるのではないでしょうか。

 

 

 

 

攻撃的、反社会的な行動をとる

30過ぎたいい大人が、
万引きをした!あんなに真面目な人だったのに…。

 

適応障害の行動の症状として、
攻撃的な行動や、反社会的な行動が挙げられます。

 

適応障害になる人のタイプとしては、
今まで自分の置かれた状況に、
なんとか適応しよう、適応しようとして、
再三努力したにもかかわらず適応できなかった人が多いように思われます。
少なくとも僕が当時、友達になった患者仲間(待合室で何度か顔を合わせるうちに仲良くなる)達は、
みんなめちゃくちゃ誠実で優しくていい奴達でした。

 

※ご参考ください
適応障害は甘え?むしろ、頑張り過ぎです!!勇気を出して休もう。

 

 

 

一生懸命やって疲れ果てて、
しかもストレスが極限にまで高まっている。
挙げ句の果てに周りの無理解な一言で、
さらに自尊心が傷つけられてしまった。

 

人間は自分のことを、
自分が思っている価値の通りに扱います。

 

「こんな自分はダメダメなクズ野郎だ」
そう思ってしまった人は、
自暴自棄な行動に出やすいのではないかと思うのです。

 

そのような状態で、
言わばタガが外れてしまい、
自分をコントロールしにくくなっています。

 

 

そのため、
普段は物腰柔らかかった人が急に怒鳴ったり、
誰それかまわずケンカをふっかけたり、
万引きなど周りがびっくりするような行動をとる姿は、
まさにかつての僕ですね。

 

なかには極端な行動により人間関係に亀裂が入り、
その後の人間関係に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。

適応障害が原因で離婚しそうになったら考えたい4つのこと

 

 

この他にも、
何かに依存するようになったりと、
今まででは考えられなかったような行動に出ます。

周りから見ると、
自分勝手に快楽に溺れているようにも見える時もありますが、
当の本人はとても苦しい状態です。

 

 

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周りの人はどのように受け止めればよいか

では、そのような行動を取ってしまう人に対して、
周りはどのように接すればいいのでしょうか?
かつて患者だった僕や患者仲間からみて、
「もっとこうして欲しかった!」といった意見を合わせてまとめました。

 

 

もっと病気を理解する

やはり知っていると知らないとでは、違いは顕著に現れます。
今まで読んできた内容で、
少しでも「なるほど、こういう病気なのか」
と理解が進んだのであれば、
より理解をするために、
もっと病気について勉強されてはいかがでしょうか。

 

接し方について、
詳しく書いた記事がこちらです。
よければご参考ください。

適応障害の人への、対応や接し方は?まずは理解する事から始めよう。

 

 

 

 

適切な距離を取る

これを読んでいる人がどのような立場の人であれ、
極端な行動に出ている人は、
周りの人と適切な距離を取ることが望ましいと、経験的には思います。

 

 

もちろん、自己判断をし過ぎずに、専門家に意見を仰ぐこともお忘れなく。
「正しい距離感」なんて当事者はなかなか分からないものです。

 

適応障害はストレスが原因の病気。
そして人間関係こそが人間にとって大きなストレスの一つ。

 

極端な行動に出てしまっている場合、
症状としてもある程度進んでいます。

 

・休職をする
・実家に戻る

 

など可能であるなら、
一度周りと距離を取ることが1つの方法と言えます。
苦しみから生まれた一言を真面目に受け取って、
ひどい言葉を言い返しケンカが広がっていては
治るものも治りません。

 

 

適切に距離を取った上で、援助できるところはしたり、
しっかり医師やカウンセラーなど専門家の指導に従う必要があります。

 

 

 

専門家に相談する

自分たちだけで苦しんでいても、
下手をすればどんどんドツボにはまっていきます。

先ほどもチラッと触れましたが、
ちゃんと専門家に相談するようにしましょう。

 

臨床で豊富な経験を積んできたカウンセラーなどと話をしているうちに、
次への糸口が見つかるかもしれません。

 

 

 

まとめ

【適応障害の人の症状】

・対人関係に過敏になり人間関係を避ける
時には極端に連絡が取れなくなる人も!

・暴力的、反社会的な行動を取る
年齢は関係無いのです。

 

【適応障害の人の行動にどう受け止めればいいのか】

・もっと適応障害について知る

・適切な距離を取ってみる

・本人じゃなくて、周りの人も専門家に相談してみる

 

 

人は自分事になってみないと、
なかなか他人を理解できないものです。
「風邪ひいたことが無い人と付き合うな」
っていうことわざもありますしね。

 

どうしても理解できないことは、
それはそれとして置いておきましょう。

でも、その人が大切な人であるならば、
少しでも理解するように努めてはいかがでしょうか。

 

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