「適応障害で通院したら、生命保険に入れない」のウソ・ホントを知ろう

      2016/09/30

ストレスを原因とし、体・心・行動に様々な症状が現れ、
現実世界に適応しにくくなる適応障害。

 

いわゆる精神疾患で、病院通いをしている人や、
以前にしていた人もいるかと思います。

 

「適応障害で病院通いしたら、
生命保険に入れないって本当なの?」
「告知義務違反はバレるって本当!?」

などなど、
ホントのところを知りたいですよね。

 

これは、
今の日本の生命保険業界の仕組み上は、
多くは本当だと言えます。
しかし、
あながち全ての保険に入れないわけではありません。
入りやすい保険だってあるのです。
限定した告知範囲で済む保険もあります。

 

この記事では、
そんな生命保険に関する、
「ホントのとこ、どうなの!?」が分かります。
ぜひご参考ください。

 

 

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適応障害で通院すると、生命保険に加入できない!?

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適応障害の症状が以前のもので、
たとえ今は完治していたとしても、
適応障害の病名で通院歴があると、
多くの場合、保険に入ることは難しくなります。

これは医療保険であっても
万が一の時の保険であっても同様です。

 

毎月支払う保険料の成り立ち

保険は「相互扶助」で成り立っています。
加入者みんなでお金を出し合って、
病気などでピンチな人がいたらその中からお金を払い
助け合う、という考え方です。

そして保険料はどのように決まるかというと、
病気や万が一のリスクがどれぐらいあるかというデータ
を基にかけ率が計算され、
その人の保険料が決まります。

 

健康体の若い男性と、
中年過ぎた男性では、
病気になるリスクが後者の方が高いのです。
同じ保険商品でも入る年齢によって違うのはこのためです。

 

 

精神疾患は、保険の加入を引き受ける基準にひっかかる

実際の引き受け基準は、
保険会社にしか分かりませんが、
うつ病に代表される精神疾患は、
多くの会社で極めて厳しく扱われています。
これは適応障害でも同様と言われています。

 

謝絶(引き受けを保険会社が断る)や、
部位不担保(特定の疾患を除いて引き受ける)、
保険料の増額などの処置をとる場合があるそうですが、

 

多くが謝絶(引き受けお断り)に
なってしまうそうです。

 

精神疾患を患う人には、
生活習慣病の併発や万が一の場合のリスクがあり、
しかもそのリスクが見えにくいのです。
高血圧とかは、数値で表され客観的なデータとなりますが、
精神疾患の患者さんのしんどさはなかなか数値化できません。
だから厳しくならざるを得ない、と言われています。

 

保険会社からしたら、
がんがん保険金を払わされるかもしれない人を、
たくさん引き受けまくっていたら、
お金がどんどんなくなってしまいますし、
先ほどの相互扶助で成り立つ料率の計算が著しく狂うことになります。

 

なんだかとても残念ですが、
これはこれで仕方無いことなのかもしれません。

 

 

 

告知書にウソを書いてはいけない理由

5年以内に「◯◯の病気にかかりましたか」の
ような質問項目が、
多くの告知書に書いてあるかと思います。

 

告知書には、
◯過去3ヶ月以内の健康状況
◯過去5年以内の健康状況
◯過去2年以内の健康診断結果

などを記入する欄があり、
それぞれ「下記に該当する病気にかかりませんでしたか?」
などと質問されます。
それで、正直に「3年前に適応障害で2ヶ月ほど通院しました」
と記入し、それが謝絶の判断に使われるのです。

 

ウソをつけば入れるかもしれません。
でも、もちろんウソをついてはいけません。
入った時にバレなくても、契約途中や、
実際保険を使う支払いの時にバレてしまい、
肝心の保険金が支払われなくなります。

 

どのようにして、通院歴等を知り得るのか、
真相は保険会社にしか分かりませんが、
特に保険金支払いの際に調査が行われると言われています。

 

「そんな詳しいことまでバレちゃうの?」
と思う方もいるかもしれませんが、
実際に保険の解除や無効となり、
保険金が支払われないケースが実際にあるのです。

 

 

なんだか八方塞りの気分になります。
誰も好き好んで適応障害になったわけではないはずです。

 

 

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実は、精神疾患があっても入りやすい保険がある

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2011年厚生労働省は、今までの4大疾病である
「がん(悪性新生物)・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病」
に精神疾患を加えて5大疾病に変更しました。
驚くことに、4大疾病のどの病気よりもその患者数は多いのです。

 

そんな時代の流れか、
精神疾患を持っていたとしても、
入りやすい保険が各社から発売されるようになりました。

 

具体的には、
「引受基準緩和型」や「限定告知型」
などと呼ばれる新しい保険で、
先ほど述べた告知書に告知すべき内容の範囲が
すごく狭くなっています。

 

例えば今までは、
過去5年間の病歴を尋ねられた時は、
がんをはじめ、脳卒中、腎臓系、消化器系、呼吸器系の病気、
子宮筋腫、精神疾患などあらゆる病気に対して答えないといけなかったのですが、

このような保険だと、
「がん」「肝硬変」にだけかかってなければ大丈夫です!
と謳っていたりします。

※引受基準をどれぐらい緩和したかや限定告知の範囲は、
各保険会社の保険商品により異なります

 

 

「これと、これだけクリアーしてれば大丈夫ですよ!」
と引受基準が従来の保険と比べてかなり優しかったり、
告知する内容が少しでよかったりして、
随分入りやすいのです。

 

しかし、
保険的にリスクが高いであろう人を引き受けることを前提としているので、

 

・保険料が割高になる
・保障の範囲が一定期間制限される

など、少し従来の保険と異なる点があります。
(※一例です。保険商品により異なりますので、
必ず個別に各保険内容をご確認ください)

 

 

↓以下入れる可能性のある保険商品です。
※あくまで可能性です。引受の可否を決めるのは
保険会社です。年齢制限や入院歴の有無などにより
引受されない場合もあるので、詳細は各保険会社にて
ご確認ください。

 

 

・Aflac
ちゃんと応える医療保険 やさしいEVER

・オリックス生命保険株式会社
医療保険 新キュア・サポート

・メディケア生命保険株式会社
メディフィトRe(リリーフ)

・アクサ生命
OKメディカル

・損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社
新・健康のお守りハート

・チューリッヒ生命
おもいやり医療保険

・メットライフアリコ
ずっとあなたと

 

 

 

けっこうあるんですね!
全部医療保険ですが、
やはり時代の要望でしょうか。
引き受け基準は各社それぞれ異なるので、
内容も含めて告知範囲等もよく確認しましょう。

 

 

 

まとめ

やはり適応障害を患うと、
一般的に生命保険に入るのが困難になるのは本当でした。

しかし、
意外と既往症のある人でも入りやすい保険がたくさんあることも、
あんまり知られていないようです。

 

適応障害を患うと、保険に加入できない!?
・保険は相互扶助により成り立つ。
 病気などのリスクにより保険料が決められる
・適応障害は、保険会社が契約を引き受ける時の
 引き受け基準に引っかかる
・告知書にウソを書いても後でバレてしまいます。
 告知義務違反は厳禁!

実は精神疾患があっても入りやすい保険がある
・各社から多くの保険商品が発売されている
・告知範囲が狭いので、入りやすい

実際に加入を検討する際には、
よくよく保険会社のFPなどと相談しながら、
一番合理的な選択ができるといいですね。

 

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