適応障害とうつ病の違いとは?細かく異なる点・大きく異なる点を解説。

      2017/01/03

適応障害はうつ病のような症状を発症する、
と言われていますが、実際にうつ病との違いはどんな点でしょうか?

医師でも症状の線引きが難しい時があるのですが、
実は両者には様々な違いがあります。

 

 

そして、適応障害とうつ病は近しい存在とも言えます。
なぜなら…

適応障害と診断されても、5年後には40%以上の人がうつ病などの診断名に変更されています。つまり、適応障害は実はその後の重篤な病気の前段階の可能性もあるといえます。※厚生労働省

と示されるように、
適応障害だと思っていたら、
いつの間にかうつ病になっている可能性だってあり得ます。

 

僕は以前に、適応障害と診断され、さらにしばらく経ってからうつ病と診断されたことがあります。
そんな僕の経験もふまえて、今日はご紹介したいと思います。

 

 

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適応障害とうつ病の症状の細かな違い

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似ていると言われる適応障害とうつ病の症状。
たしかに、
気分が塞ぎ込み、
体にも何かしら不快な症状が現れる
と言う点では似ているかもしれません。
病気を知らない人からは、一緒にして見られることもあるでしょう。

 

 

しかしやはり具体的には症状は異なります。
早めに気づくために、よく言われている「適応障害」「うつ病」の
各症状の例をリスト化しました。

 

 

 

適応障害の症状※例

・気分が暗くなる
・抑うつ状態
・過度の緊張や不安、焦り
・反社会的な行動や攻撃的な行動
 (無断欠勤や飲酒運転、喧嘩など)
・多汗やめまい、動悸
・頭痛やお腹が張る  など

行動面の症状が出るのも、
うつ病との違いと言えます。

適応障害の症状では、
休みの日に趣味を楽しんだり、
テレビを観てわははと笑ったりできる場合もあります。
しかし、うつ病の場合はそうもいきません。

 

 

うつ病の症状※例

・気分が暗くなる
・抑うつ状態
・過度の緊張や不安
・常に何かに焦っているような感じがある
・何に対しても興味を持てない
・何をしていてもとにかくつらい
・早朝覚醒(早い時間から目がさめる)
・不眠、なかなか眠れない
・自分をとにかく責める、自分は無価値だとさいなむ
・考える力が落ちる
・自分を追い込む
・反応が鈍い
・注意力が散漫
・涙もろい
・体全体に生気がない
・食欲、性欲がない
・口が渇く
・食べても味がしない
・胃に不快感
・泣きたいのに泣けない
・過食や拒食

そして、
・最悪の選択をしようとする

攻撃的な行動は、
うつ病ではあまりフォーカスされません。

 

 

 

もし適応障害からうつ病になり、
さらに症状が進行していくと、
様々なつらい症状が現れます。

 

 

病気のつらさに強弱などは簡単にはつけられませんが、
それでもやはりどっちも経験したことのある自分としては、うつ病の方がつらいと思います。
だからこそ症状が進まないように気をつけた方がいいとお伝えしたいのです。

 

 

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適応障害とうつ病症状の大きく異なる点

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適応障害とうつ病の違いを考える時に、
大きく異なる点と言うのが、

 

症状がストレスの原因から離れても、
相変わらず続いているかどうか
です。

 

 

適応障害の症状は、
ストレスの原因から離れると、
その症状が6ヶ月以上続くことは無いと言われています。

すぐに治らないにしても、
もしストレスの原因から離れたら、
徐々にその症状は軽減していき、
半年も経たずにとりあえず症状は出なくなるんですね。

もしお仕事のストレスが原因なら、
無理せず仕事を休職したり辞めたら、
それだけで治療になるのです。

 

 

しかし、
うつ病は違います。

ストレスの原因から離れてもずっとつらいし、
仕事をしていようが楽しいことをしていようが
とにかくつらいのがうつ病です。

うつ病となるとそうはいかないことがあります。環境が変わっても気分は晴れず、持続的に憂うつ気分は続き、何も楽しめなくなります。これが適応障害とうつ病の違いです。※厚生労働省

 

 

僕もうつ病になった時は、
何をしても楽しくなく、
何に対しても意欲もわかず、
自分をとにかく責め続け、
そんなひどく落ち込む状態がずっと続き地獄の苦しみでした。

 

 

 

昔カウンセラーだった僕の母は、
心の状態を「輪ゴムの伸び」に例えてくれました。

 

うつ病は伸びきった輪ゴムと言えます。
長時間かけてぐーーーーーっとひっぱり続ける内に、
戻りにくくなってしまったのです。
びよーーーっと伸びて、くたーーーーっとなった状態です。

適応障害の段階だと、
まだ元に戻りやすいと言えるでしょう。

 

 

大事なのは、
どのような症状の状態であっても、
できる限り早めに対処することです。

まだ、
「仕事に行くとなんだか暗い気分になって、
 頭痛や吐き気もしてつらい」
ぐらいなら、輪ゴムは元に戻るかもしれません。
しかし、大切なのは症状を甘くみないことです。

 

 

症状を甘くみていつの間にか、
「美味しいものを食べていても味がしないし、
朝から不安感が襲ってきていてもたってもいられない。
自分のことを常に責め立て、せめてぐっすり眠れたら楽なのに、
なかなか眠りにつくことすらできない」

こんな状態になってしまうと、
輪ゴムはかなり伸びた状態だと言えるでしょう。

 

 

 

 

治療法の違いとは?

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基本的には、
適応障害とうつ病の治療法に違いはありません。

 

ともに、
・ストレスの元から離れ十分な休息を取る
・抗不安剤や抗うつ剤の処方
・カウンセリング

などの治療を行います。
ただ、症状の進行具合により、
出される薬の種類などが異なります。
入眠剤などが処方されることもあるでしょう。
場合によっては精神科に入院したりもします。

 

 

 

 

 

まとめ

何れにしても早めの対処を心がけることが大切です。

具体的な症状をしっかり医師に告げたり、
大事をとって早めに休んだり、

大切な人生の時間を病気に奪われないよう、
しっかりと対処しましょう。

 

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