「インフルエンザは汗が出ると治る」は間違い?ホントの事を知って早く治そう

      2017/01/02

あなたは、「汗をかいたらインフルエンザは治る」と聞いたことはないでしょうか?
でもこれは実は間違いだと最近では言われるようになりました。

 

早く治そうと思って、
超厚着をして毛布も2枚も重ねてかぶって、
汗だくになって治そうとする人がいます。
汗がなかなか出ないからと、
解熱剤を飲んでむりやり汗を出そうとする人もいます。

 

こんな事をしたら、
下手をすれば余計治りが遅くなるかも。

 

「でも、汗出たら実際に治ったし…」
とこんな疑問も出てきますよね。

 

そこで今回は、
・インフルエンザにかかった時にかく汗の正体
・正しい汗のかきかた
・汗をかいた時の対処の仕方
・汗をかかない時の対処法
・解熱剤で汗をかくのはどういう仕組み?解熱剤の用い方

など、インフルエンザと汗にまつわることに
とことんフォーカスを当ててお届けします。

あなたのしんどい症状が、
できるだけ早く治りますように。

 

 

スポンサーリンク

 

 

インフルエンザにかかった時にかく汗の正体

f37aa5a6ec09e96c19881da2eb2a6c0e_s

汗はふつう、風邪の治りかけに出てくるものです。しかし、無理に汗をかこうとすると、体力を消耗し、かえって症状を悪化させる恐れがあります。
※引用 タケダ健康サイト

 

インフルエンザだけでなく高熱が出た時にかく汗。
「汗が出たら治る」というイメージが先に一人歩きしているため、

「汗かいたら治る!」
「よっしゃ無理やりにでも汗かいて早く治す!」

と気合を入れて汗をかこうとする人がいます。
でもこれは、人間が発熱時に汗をかく仕組みを理解すると、
「自分なら絶対やらないなー」といった方法のようです。

 

 

ちょっとショートカットですが、図で説明します。
※ここでは、ウィルスをウィルスっぽいイラストで、
私たちのために戦ってくれる白血球を忍者で表現しています。

 

体にウィルスが侵入すると、
体の免疫系がそれを認識し、体の免疫機能が戦いを始めます。

 

そしてウィルスが増えると同時に、
免疫も増えていくのですが、
この時ぐらいから熱が出始めます。
これは脳が「発熱せよ!」と指令を出すのです。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-07-16-35-32

なぜかと言うと、熱を出すことで、
・病原体(風邪やインフルの原因になるウィルスや細菌)の活動を抑える
・病原体と戦う白血球などの抗体の力がアップ!
このような形でウィルスと戦うのに有利になるからなんです。
熱はつらいけど、自分の味方なんですね。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-07-16-42-17

 

 

そして汗をかくのは、
ウィルスVS白血球の戦いがある程度終わったから、
脳が「汗をかいて体温をもとに戻しなさい」と指令を出すからなんですね。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-07-16-47-21

 

汗をかいたから治る
のではなく、
治ってくる過程で汗が出る
が正解なんです。

 

だから、
無理やり汗をかこうとするやり方は、
単に体の負担になるだけ
なんですね〜。

 

変に熱を布団の中にこもらせて熱が上がりすぎたり、
汗をかきすぎて体が冷えて余計こじらせたり、
もちろんサウナなんか行ったら体には大ダメージです。
はい、全部僕は経験済みです。サウナ行った時が一番こじらせました。

 

 

 

正しい汗のかきかた

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-07-16-26-15

汗は変にかきすぎると暑苦しさから体力を奪われたり、
逆に冷えの原因になったり、
余計治りを遅くしてしまうんですね。
昔は「布団にくるまって、とにかく汗をかけ!」
なんて言われたものですが、これは過去の話のようです。

 

したがって、
汗はかくにしても、体の負担ができるだけ小さくなるように、
正しくかかないといけません。

 

この間病院に行った時に先生に聞いてみたんですが、
熱が上がる前は悪寒がしますが、

布団などにくるまる際も、
悪寒などが和らぐぐらいの布団の厚さでOKだそうです。

 

適度な服装で、
熱が下がって自然に汗が出てくるまで待ちます。
自分で無理やり汗をかかせる必要は無いのだとか。

 

 

 

汗をかいた時の対処の仕方

d24e2281c6cb10e95c435759a56f9e30_s

 

汗をかいた時、早いところお風呂で流したいところですが、
高熱発熱時や症状が重いうちの入浴はNGとされています。
しかし汗だくのまま放置すると、必要以上に体の体温が奪われるため、
免疫力がまた低下してしまい治りが悪くなるそうです。

・熱が出始めたら厚着をし過ぎない
・体を乾いたタオルでしっかり拭く

・汗をかいたら速やかに着替える

できるだけ、
体に負担かけないようにしなくっちゃ。

 

ちなみによく「汗にインフルエンザのウィルスは含まれるのか?」との
疑問の声がありますが、汗にウィルスは含まれていないそうです。

 

インフルエンザの感染経路は主に飛沫感染と言って、
咳やくしゃみなどで体の中から放出されたウィルスに
別の人が触れることによって感染します。
汗感染なんて聞いたことないですよね(笑)

 

ただし、
汗にウィルスは含まれていないとは言え、
くしゃみ・咳は寝込んでいる間中しているので、
体にウィルスはついているかもしれませんね。

 

家族にうつしたくないのであれば、
できるならマスクなどの予防だけでなく、お着替えなども自分自身で。
子どもを着替えさせるのであれば、予防もしっかりと。

 

 

 

汗をかかない時の対処法

pic165

汗をかかない、汗がなかなか出ない時、
その理由は大きく分けて三つの可能性があります。

 

①まだ熱が上がりきっていない
 ウィルスVS白血球の戦いが続いている

②脱水症状になっている

③合併症・二次感染の疑い

 

①の「まだ熱が上がりきっていない」の場合は、
つらいでしょうけどもう少し熱が出るまで時間が必要かもしれません。
先ほどの図で示した戦いがまだ続いているのです。
人にもよりますが、熱が出始めるまでがおおよそ1〜3日。
そして熱が出だしてから、高い熱が続くのが1〜5日ぐらいかかります。
お年寄りやお子さん、免疫力が落ちている人などはこの期間が長い時があります。

いずれにせよ、通常は数日経てば汗も出て熱は下がっていきます。

 

②の「脱水症状になっている」、は気をつけるべき症状です。
発熱が続き、水を飲むのもつらい状況が続くと、
自分でも気がつかないうちに脱水症状になっている可能性があります。
栄養が体に行き渡らなくなったり、体温調整がうまくできなくなるのです。
こうなると、余計症状はひどくなったり治りが遅くなったりします。
下手をすれば命にも関わるので、早急に対応が必要です。

・こまめに少しずつ水分を摂る(イオン飲料など)
・どうしても摂れない場合は点滴を

 

 

③の合併症・二次感染の疑いも注意が必要です。
肺炎・気管支炎・インフルエンザ脳症など、インフルエンザには様々な合併症があります。
あまり長期間発熱が続くようならまた病院に行くことを考えてみましょう。

 

 

スポンサーリンク

 

 

解熱剤で汗をかくのはどういう仕組み?解熱剤の用い方

2fad00c3409a8d2be041c46b94ab84a2_s

昔は熱が出ているということは「体の異常な状態」と捉えられていたので、
早く熱をさまさなきゃ!とすぐに解熱剤を飲んでいました。
しかし現代は、「熱は体を守るための正常な反応」と捉えられているので、
あなたもむやみに解熱剤を飲まないようにと言われたことありませんか?

だから、体は楽になったように思えても、
むしろウィルスは活性化するかもしれないので、
あんまり解熱剤を何回も飲むのは考えものです。

 

おおよその目安として、
・熱が平熱より1.5℃高い、つまり38.5℃ぐらいになった時
・38℃ぐらいでも、辛さがひどい場合
・38℃ぐらいでも、長時間発熱で苦しめられている場合
・高熱以外にも、関節痛などインフルエンザの辛い症状が出ている場合

 

こんな感じで我が家でもできるだけ飲まないようにします。
僕も「高熱が出てても元気なら飲まなくていいよ〜」
とお医者さんに言われたこともあります。

薬によっても用法・用量も異なりますし、
「飲むタイミング」に関してもちゃんと処方してくれたお医者さんに、
しっかり確認するようにしましょう。

 

ところで、
解熱剤を飲んだ時も汗が出ますよね。

 

熱は白血球が「熱を出して!」と脳に指令を出すのですが、
解熱剤はこのような白血球の働きを邪魔して、
無理やり体温を下げさせる働きをするそうです。
自然に発熱後に汗が出るのとは、仕組みが違うのですね。

そして急激に体温を下げようとするため、
熱を外に逃がそうとして汗が出るのだとか。

体が急に楽になるので、そのままつい眠っちゃいそうですが、
当然汗はそのままにしておくと冷えにつながります。
枕にタオルを引く、布団にバスタオルをひくなど、
万一眠ってしまっても少しでもマシになるように、
工夫しておきましょう。

 

 

まとめ

ではまとめです。

インフルエンザは汗をかけば治るのウソ・ホント

 

・汗をかいたら治るのではなく、
 治ったから汗をかく

・正しく汗をかき、汗の処理をしっかりしよう

・なかなか汗が出ない時は、
 まだ体が治っていないということもあるけれど、
 脱水症や合併症など注意も必要

・解熱剤で無理やり汗を出すのはほどほどに

 

スポンサーリンク

 

 

 

 - ヘルスケア