インフルエンザ予防にマスクの効果はある?

      2016/12/17

マスクにインフルエンザの予防効果はあるのでしょうか?
もしかしたら効果なし?そんな話を聞いたことがありませんか?
しかし天下の厚生労働省のサイトにも「マスクをしっかり着用しましょうね」
みたいな事が書いてありますので、一定の効果があることはおスミ付き。

 

国がそうやって言っているけど、
相変わらず「効果はありませんよ!」と言う人もいます。

どっちが正しいのでしょうか?
マスクして息苦しい思いをして、実は効果が無かったって言われたら、
なんか悲しいですよね。

 

 

結論からお伝えすると、
ある程度の効果はある
と言えます。
いや、むしろ僕なら絶対に周りで流行っていたら、
マスクつけて行きます。
しないよりした方がよっぽどマシです。

 

これはどういう根拠か、
今回はマスクの予防効果の本当のところや、
より正しくマスクを使用し、効果を発揮する方法をまとめました。

 

 

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効果は一応あるよ!!これが本当のマスクの実力!

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マスクは飛沫感染予防に効果あり!!

やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。※厚生労働省

このように、厚生労働省のサイトにも書いてあります。
不織布(ふしょくふ)製のマスクをして予防しなさいよ、と。

 

 

不織布とはなんぞ!?
これはガーゼマスクとは対照的に、
「織っていない布」です。織らずに繊維を熱や化学反応などで、
布っぽく形成したものなんです。コンビニとかでよく売られているのがコレ。

 

なんでガーゼじゃなくて、不織布を使えと言うのか。
それはマスクの目が細かいからです。
目が細かいから、ウィルスをキャッチしやすいのです。
ガーゼって、編む分どうしても目が粗くなってしまいます。

 

しかし最近、
・不織布の目は5μ(ミクロ)m
・インフルエンザウィルスは0.1μm前後
→ウィルスは不織布を通り抜け放題!マスク意味無い!!
なんて言われてますよね?でもどうもこれも正しくなさそうです。

 

公的機関である外務省のサイトではこう書かれています。

通常のマスクは、かなり粗い粒子、つまり5μ以上の程度であれば、飛沫感染するものをかなり防げますが、ウィルスはナノmの大きさですから、ウィルスそのものをこういったマスクを通して防ぐことは難しくなります。※外務省

飛沫感染→かなり防げる?
ウィルスそのものをマスクで防ぐ→難しい

ん?どういうこと??
ちょっと下の図で解説しますね。

 

 

確かにウィルス単体ならマスクを通り抜けられます。
どう考えても、不織布の目の方がでかい。
これは3つあるインフルエンザの感染経路のうち「空気感染」と呼ばれる場合です。

 

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空気感染以外にもインフルエンザの感染経路には、
「飛沫感染」という経路があります。
感染経路として最も多いと言われています。
これは感染した人のくしゃみや咳などの水分の中に、
ウィルスが一緒に混ざって出てきて、それを吸い込んだりすることで感染します。
しかしこの飛沫の粒子はなんと…5μm以上!
つまり…

 

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防げる!!飛沫感染の場合はある程度は防げるんですね〜。
もちろん、インフルエンザにすでにかかっている人が、
周りにうつすのを防ぐことにも効果的です。

 

 

 

 

ところで学会でも意見が分かれているようですが、
そもそも先ほど「ウィルスが不織布を通り抜けてしまう!」と説明した空気感染はあんまり心配ないとの主張もあります。

Brankstonらはこれまで発表された論文の系統的な検討を行い、インフルエンザ感染の大半は飛沫感染もしくは接触感染で起きており、空気感染はあるとしても重要な感染経路ではないと結論づけている ※新型インフルエンザに関するエビデンスまとめ

 

 

 

 

 

マスクは湿度を保つので、さらに予防に効果的

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インフルエンザウィルスは、寒いところや乾燥したところが大好き。
その上、冬の喉は、冷えるし乾燥もするので免疫力も低下します。
逆に言うと、湿度をしっかり保っているとウィルスに負けない喉になります。

マスクは、鼻や喉の粘膜を潤すので、
免疫力を高めるという意味で感染予防に効果的と言われています。

 

 

 

接触感染にもマスクは効果あるよ!!

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↑ドアノブなどに付着したウィルスは2日間ぐらい生きることもあるのだとか

 

 

インフルエンザの感染経路は他に「接触感染」というものがあります。
実はマスクは接触感染の予防にもなり得ます。

飛沫感染とは、
・感染者のくしゃみなどで出た飛沫がドアノブなどにつく
・それを誰かが触る
・触った手のままで鼻や口の周りを触ったり、目をこすったりする
・口・鼻・目の粘膜などから感染

とこんな感じの感染経路を辿ります。
ドアノブとかについたウィルスは最大2日間ぐらい生きるらしいですからね…。
鼻の下を掻いたり、唇を触る癖がある人は要注意です。

 

 

でもね…
マスクしていると、そもそも鼻や口周りって触らなくなりますよね?
このように物理的に触れ合う機会が減るので、
感染予防になるのだとか。

言われなくても、
よく考えたら確かにそうですね〜。
これは盲点でした。

 

 

 

結論:マスクはしないより、した方がよっぽどマシ

一般用のマスクですと、粒子を防ぐ効果はありますから、飛沫感染を予防するにはある程度の効果があるということで、これも、やればそれだけ意味があることになります。※外務省

 

飛沫感染を防いでくれるし、鼻や口の粘膜も潤してくれるし、
接触感染予防になる。

しかし、もちろんマスクは万能ではありません。
どれだけ気をつけてもどこからウィルスが侵入するか分からないし、
ストレスや疲れなどで運悪く免疫力が落ちていることもあります。

 

完全に防ぐ?そんなのできるわけありません。
相手はミクロの世界の住人ですから。
しかし完全に防げないからって、
イコール効果無いというわけではないでしょう。

 

 

大事なのは、いかにして少しでも感染の可能性を下げるか。
しないよりはした方がよっぽどマシ
なんですね。

 

マスク着用を始め、
手洗い・うがい・消毒・ワクチン接種など、
感染予防のために少しでもできることをしていくことが大切です。

 

 

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まさかの効果が0%に!?正しくマスクを使おう!

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しかしここで注意が必要です。
マスクの使い方を間違えると、
効果はがっくーんと下がります。

 

 

以前にマツコ・デラックスさんの番組に出演した、
労働科学研究所・マスク研究員の飯田裕貴子さんも、

「99%カットというマスクが出ましたが、あれはマスクの素材の機能を示すもので、ちゃんと使用しないとカット率は0%になります」

といった意味合いの話をされていました。
隙間などからダイレクトにマスクが入ってきちゃうんですね。

 

 

たまにいますよね、息苦しいからって鼻を出している人。
これは最悪です。「マスク意味ない」の典型例。
なんでウィルスは口からうつるものと思い込んでいるんでしょうか…。

 

この他にも、
あごまでちゃんとつけてない、隙間があるなど、
マスクの使い方をちゃんと知らないと間違いだらけになりがち。
マスクは正しく使いましょう。

 

 

【正しいマスクの使い方】

①まずマスクの真ん中で折る
②プリーツがあるものは、プリーツをしっかり広げる
  (プリーツは下向きで)
③顔にマスクを装着
④ノーズグリップを鼻の形にしっかり整える
⑤あごまで伸ばして、マスクで顔をしっかり覆う
⑥両手でマスクのフィルタを覆って口で息をスーハースーハー吸ったり吐いたりしてみる。
 鼻から空気がもれてなければOK!!
⑦マスクは基本1日1枚の使用にする
 使用したマスクにはウィルスが付着しているかもしれないので、ちゃんと捨てる

超顔に密着させるべし!
メガネ曇ったらアウト!!! 

 

 

最近では医療用マスク並みのマスクや防塵マスクまで、
がっちりした本格マスクが簡単に買えるようになりました。
これはさらに目が細かいのでより感染予防に効果的。

 

…なのですが、息苦しいから長時間使用には向きません。
性能が良いからってみんながみんなベンツやBMWに乗れないように、
いつも使うのは難しいでしょう。

マスクは長時間ちゃんと予防してこそ効果が上がるもの。
カット性能に優れ、つけた時に隙間ができにくいのはもちろんのこと、
耳が疲れず、息苦しさもあまりないものがずっと使えるかなーと思う次第です。

 

 

 

まとめ

それではまとめです。

 

効果は一応あるよ!マスクの実力
・空気感染には弱いけど、飛沫感染予防には効果あり
・保湿して抵抗力も高めてくれる
・接触感染予防にも効果あり
・つけないより、つけた方がよっぽどマシ

正しくマスクをつけよう!
・つけ方を間違えると最悪効果は0%
・空気がもれないように、しっかりマスクをつける

 

 

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