あなたの確定申告は青色・白色どっち?どちらを選ぶべきか分かる!

      2016/12/30

フリーランスや個人事業主は確定申告を自分でしないといけません。
白色と青色って聞いたことあるけど違いがよくわからん!会計用語難しくて意味不明!!
と思っていませんか?そんな人は物語調のこの記事を一度読んでみてください。
「赤字を3年間繰り越せる」とか言われてもあんまり意味分かりませんよね。
だから、もっと日常的な言葉に置き換えたりイラストや表を交えて書きました。

 

またまた登場してもらいましょう!
会計士事務所に10年在籍したベテランの我が嫁です。頼りになる〜。
今日は彼女がベラベラと説明してくれます。

 

 

会計・経理にやたら詳しい嫁↓

「あんたそんな事も知らないのにフリーになったの?」
おおーーっといきなり挑戦的なセリフ!!
読んでくれてる人に言ったのではありません。僕に言ったんです。
そう、僕もあなたと同じで独立したんです。フリーランスデザイナーでございます。

 

 

「今日は、自分が青色に向いてるのか、白色に向いてるのか見極める!!」
「そしてそれぞれの違いも理解する!!」
こんな僕と同じ気概の人はぜひご参考くださいませ〜。

 

 

スポンサーリンク

 

 

青色申告と白色申告の違い

「嫁〜!嫁〜!!」

 

「だからその呼び方で呼ばないでって何度言ったら分かるの!?」

 

「やっぱり俺独立したからには、
個人経営者の証として、青色申告をしようと思うております」

 

「なんで途中から武士調なのよ。
ところであんたは白色申告しかできないわよ!」

 

 

「な!?なにゆえ!?」

 

 

「それは青色申告をするには、事前に申請しないといけないルールがあるからなの」

【青色申告にはこんなルールがある!!】

・開業より2ヶ月以内に申請しないといけない
(1月16日以降に開業の場合は2ヶ月以内。1月1日〜1月15日の期間に開業した場合は、3月15日まで。)
・すでに開業している場合は、3月15日までに申請しないといけない
(例えば平成29年1月1日〜平成29年12月31日までの期間を青色申告しようと思ったら、あらかじめ平成29年3月15日までに申請しないといけない)

 

「がーん。なんで言ってくれなかったの。
3月15日なんて忘却の彼方だよ」

 

 

「まあ今から言っても遅いから今年は白色でやりましょ。
とは言え、
今後のために白色と青色の違いをしっかり理解しなさい!!

 

 

「分かった頑張る」

 

 

「一言で言うと、
青色申告は、ややこしくて面倒だけど節税になる
白色申告は、簡単だけど節税効果は低い
とこんな感じね」

 

【おおまかな青色と白色の違い】

 

 

 

 

青色申告は節税効果が高い

 「なるほど!ではもっと詳しく聞こうじゃないか!!
よく分からない青色申告について詳しく教えてくれ!!」

 

 

「単純に申告のやり方の違いなんだけど、
特徴や白色との違いを明確に説明した方が良さそうね。
下に国税庁のリンクを貼っておくけど、もう少し分かりやすい言葉で説明するわね。
とくと聞けぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

【青色申告の特徴・主な白色との違い】

①特別控除がある

②家族への給与支払いを上限なく経費にすることができる

③赤字を3年間繰り越せる

④パソコンなどの固定資産を原価償却することなく一括で経費計上できる

⑤損益計算書や貸借対照表を出さないといけないから、
経理の知識がないとめっちゃしんどい


※一部参考 国税庁青色申告制度

 

 

「うん、ごめん。これでも簡単な言葉なの?
全部意味わからん。
もっと簡単にしてくれ。

げんかしょーきゃく?なにそれ?強いの?」

 

 

「難しいわよね。
実際申告する際も青色は簿記など経理知識がないと難しいわ。
けどしっかり青色で申告すると、節税など得られるメリットが大きいの。
だから青色申告は…
経理知識がある程度ある、または頼れる誰かがいて、
毎月ちゃんと帳簿をつけられる人に向いていると言えるの

 

 

 

「なるほどね〜。俺には嫁がいるから安心だね。
じゃあ、とりあえず一個ずつ教えて。
特別控除ってなに??

 

 

青色申告だけに存在する特別控除とは、つまりこういうことよ!」

 

【特別控除とは】

①収入から経費を引いたのが所得↓

②税金はこの所得にかかる↓

 

③特別控除は、この税金対象になる所得から10万または65万円(を特別控除してくれる!
つまり税金がちょっと安くなる!!※複式簿記の場合65万円、単式簿記の場合10万円 ※所得金額が上限 例えば特別控除が65万円の場合でも所得が30万円なら30万円

 

「なるほど。この特典は白色申告には確かに無いね。
じゃあ、家族への給与支払いを上限なく経費にすることができるってどういう意味?」

 

「これは例えば私に経理スタッフの給料として、
年間100万円をあんたが払ったとするじゃない。
それを全額経費扱いにできるってことなの。
つまり、税金を少しでも減らすことができるのよ!!」
※でも扶養には入れなくなるから注意!!

「そんなの給料なんだから経費にできて当たり前やん」

 

「これが白色申告の場合は、
家族に払った給料を経費にできるのは上限があって、
私のような配偶者なら86万円まで、
それ以外の家族なら50万円までと決まっているの
まあ白色で家族に給与払っている人あんまり見たことないけどね」

 

 

 

「なんと!では白色では100万円を経費扱いにできぬと!!」

 

 

「てゆーか、あんた私に給料なんて払ってないじゃない!!」

 

 

「そうでした。愛してるよ、嫁。
じゃあ、赤字を3年間繰り越せるって何?
赤字繰り越すの意味が分からん!!」

 

「これも下の表を見てちょうだい!」

「あ、分かった!要は今年赤字になった分を、来年の経費扱いみたいな感じにできるのか!」

 

「そうなの!!だから翌年別表を作成して確定申告時に節税につなげるの。
青色申告ではこの赤字(欠損金)の繰り越しが3年までできるのよ!」
※法人の場合は9年

 

 

パソコンなどの固定資産を原価償却することなく一括で経費計上できるってどういう意味?
俺Macbook23万ぐらいで買ったんだけど、白色だと全額その年に経費にできないの?」

 

「オーイエ〜!
冴えてるわね!できないわ!!」

 

「え?ほんとにできないの!?なんで??
仕事で使うのに??」

 

 

「正確には今年は全額経費計上できないということなの。
白色の場合は、買った金額を買った備品の耐用年数(どれぐらい持つか)で割って※、
割って出た金額しか経費としか認められないの!これを原価償却というのよ!
でも青色は全額その年の経費として認められるのよ!!(30万円未満の場合)
都合に合わせて全額で経費計上するか、減価償却するかを選べるのよ」

※定額法の場合

 

 

 

 

 

「なるほど。少しでもその年の節税をしたい場合は嬉しいかぎりだね!
理解できた!!
じゃあ最後の損益計算書や貸借対照表について説明してもらおうか」

 

 

「これは説明を始めるとすっげー長くて吐きそうだから、
”経理知識が無いと結構難しい”ぐらいに今は理解しておいて。
反対に白色申告の場合は超簡単なのよ」

 

「そーなんやー。オレ簿記とか全然分からんからなー。
貸借対照表とか初めて聞いたし」

 

「ちょっとだけ説明すると、
貸借対照表(バランスシート)は現金の出入りの流れだけじゃなくて、
残高がいくら残ってるかとか、
貸付がいくらあるかとか、
財務状況をしっかりとシートに残すものなの」

 

「う〜ん、確かに難しそうだね。
ひとつひとつ勉強していかないと」

 

 

 

「そうなのよ。だからさっき青色申告の申請期限は3月15日って言ったけど、
実際その年に青色申告で確定申告しようと思ったら、
前の年の年末までに、やり方を勉強して段取りをちゃんと考えておいた方がいいわね」

 

「年末になって、”やばい!全然分からん!!”ってなったら大変だもんね」

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

やっぱり白色申告は簡単

「なんか白色申告が全然魅力無いように思えてきた…。
絶対青色申告の方がええやん…」

 

「そう一概にも言えないわ!
確かに白色申告は節税効果が低いわ。
でも難易度だって低いの。
申告は郵送や直接税務署に行くのもありだけど、
今はネットからサクっとできちゃうしね。
つまり知識がなくても比較的簡単にできるの」

 

さらに便利で使いやすく 国税電子申告・納税システム 国税庁 e-TAXホームページ
※とは言え、
別途住民基本台帳カードを作成→カードリーダーを購入しないといけないのでちょっとだけ手間

 

 

 

「確かに、俺も嫁がいなかったら、
全然分からなかっただろうしな…」

 

 

「その点白色申告は、例えてしまうとお小遣い帳をつけるみたいなものだからね。
レシートと領収書さえちゃんと取っていればなんとかなるわ。
基本的にはいくら収入があって、いくら経費で使って税金はいくらかを書くだけだから。
まあ、一回やってみれば大体流れは把握できるわ」

 

 

「なるほど。最近は無料の会計ソフトもたくさんあるし、税額の計算も楽だよね」

 

 

 

「ところで今は節税よりも売り上げを上げることが先決じゃないかしら?
もちろん個人事業主の考え方や収支の内訳にもよるけど、
どうしても青色で申告したくてそこに下手に労力を使うぐらいなら、
アウトソーシングするのも一つの方法ね」

 

 

 

「確かに今は稼ぐことに注力した方がいいかもね。
分かった!今年は白色でやってみるかね!!」

 

 

「そうね!がっぽり儲けて、
次の年度はしっかり青色で節税しましょ!!」

 

 

 

まとめ

「まとめるわ!わたしもう眠いの!!」

 

・青色申告は、ややこしくて面倒だけど節税になる
→「経理知識があったり、頼れる誰かがいて、帳簿をしっかりつけられる人に向いてる」

・白色申告は、簡単だけど節税効果は低い
→「簡単に確定申告を済ませたい人。節税しようにもそこまで所得が多くない俺みたいな人に向いてる」

 

この記事は2016年12月25日時点での税制をもとに作成されています

 

スポンサーリンク

 

 - お仕事