小規模企業共済の掛金は、しっかりと確定申告すれば節税につながる!

   

個人事業主やフリーランスならぜひとも知っておきたい小規模企業共済。
退職金を自分で用意することができるだけでなく、同時に確定申告で申告すれば節税にもなるのです。
しかも全額を所得控除にできるというのだから、
もう入らない理由なんてないんじゃないかと思えてきます。

 

以前の僕は小規模企業共済について、

「全然聞いたことないし!
生保入っておいた方がいいんじゃないの!?」
ぐらいに軽〜く考えていました。

 

 

しかし、節税にも効果的と聞いた今、
ちゃんと理解セネバ!!
と会計士事務所出身の嫁に、

・小規模企業共済の概要
・小規模企業共済の確定申告の方法

について、ガッツリ理解できるまで聞きました。

 

 

その道10年 
会計士事務所出身の嫁↓

「税金はしっかり納めること!
でも無駄な税金は払ったらダメ!!」

 

 

こんな風にいかにも会計士事務所出身らしいセリフを言っている、
僕の妻との会話のやりとりをご紹介します。

 

 

 

 

確定申告時に節税もできる!小規模企業共済の魅力

 

「フリーランスになったからには、
退職金的なのも自分で用意しなくちゃね。
生命保険の個人年金でも入ろうかしら?」

 

 

「ちょっと待って!
退職金や年金を自分で用意しようと考えているなら、
小規模企業共済というものがあるわ!」

 

【小規模企業共済とは】

・独立行政法人中小企業基盤整備機構が扱う、
 昭和40年に発足した共済制度

・毎年加入者が共済金を積み立てていき、
 廃業や退職の際に共済金を受け取れる

・将来の共済金の受け取り方としては、
 退職金のように一括で受け取ることもできるし、
 年金のように分割で受け取ることもできる

・掛金は月1,000円〜70,000円と掛金の選択に幅があるのも魅力

・掛金の範囲内で契約者貸付が受けられる

※参考 中小機構

 

 

「小規模…?なにそれ??
いや別に必要ないよ。生命保険会社の方が名が通っているし」

 

 

「あんたは何も勉強せずにフリーランスになったのね。
じゃあ聞くけど、個人年金保険料の所得控除額の上限っていくらか知ってるの?」

 

 

「所得控除って、
課税対象になる所得から、
言わばいくらか免除してくれることだよね。
それなら知ってるよ。
個人年金保険の場合、全額だ!!」

 

 

「アホ。正解は、最高で年4万円よ!!」
※個人年金保険料控除のみの場合

 

 

「なんと!そうだったのか…」

 

 

「ちなみに、小規模企業共済は全額所得控除よ!」

 

 


「つ、つまり…小規模企業共済に加入すると
退職金の準備もできるし、
ちゃんと確定申告したら節税にもつながると?」

 

 

「その通りね!
この小規模企業共済は、
掛け金を月1,000円〜70,000円まで選べるの。
つまり最大の掛け金月70,000円に設定したら、
単純に7万円×12カ月で、年額84万円もの所得控除につながるのよ!!」

 

 

「さらに小規模企業共済のホームページにはこのように書いてあるわ」

掛金は、全額が「小規模企業共済等掛金控除」として課税所得金額から控除されます。また、前納期間が1年以内の掛金であれば全額が課税所得金額からの控除となります。したがって、最高168万円(掛金の限度額7万円×12ヶ月(今年分)+7万円×12ヶ月(翌年分))まで所得控除が可能となります。※引用 中小機構

 

 

「ひゃ、168万円も控除ーー!!」

 

「まあ、よっぽど儲からない限り、
ここまでの限度額いっぱいまで利用する人は、
あんまりいないと思うけどねぇ。」

 

「そんだけ儲けたいぜ!!」

 

「ええ、それだけの節税枠があるってことを覚えておきましょ」

 

 

 

 

どうやって確定申告時に記入するの?添付書類は?

 

「でも確定申告時にめんどくさいの嫌だよ」

 

「めっちゃ簡単よ!
あなたも見たことあると思うけど、
所得税の確定申告書様式Bの中に“所得から差し引かれる金額”の欄があるわよね」

 

「あるね」

 

「そこに”小規模企業共済等掛金控除“の欄があるんだけど、
そこにその年に支払った掛金の合計額を書いて計算するだけ」

 

 

「へ?そんだけ?」

 

「うん、そんだけ」

 

「正確な掛金の金額は、
どうやって役所に証明するのだ?
いい加減なこと書こうと思ったら書けるでしょ?」

 

 

「それには掛金払込証明書が併せて必要ね。
これは11月中旬〜下旬、または2月上旬に届くわよ。
これは加入する時期によって異なるんだけど。
もしそこに書かれている情報が足りなかったら、通帳のコピーをさらに添付すればOKよ!」

11月中旬から下旬に届く『掛金払込証明書』には掛金の月額しか記載されていません。確定申告の際、どのように記入すればよいですか。

確定申告の際は、年内に払い込んだ掛金合計額を記入し、10月~12月の払込状況については、掛金を払い込んだことが明記された(記帳された)通帳の写しを添付して申請してください。※引用 中小機構

 

「前納払いで割引があった場合は?」

 


「保険会社にも年払いや半年払いがあるね。
確かにその場合、割引があったりするわよね。
小規模企業共済の場合は前納減額金と言って、
後から口座に戻ってくるんだけど、
受け取った(戻ってきた)金額を差し引いて申告すればOKよ」

 

その年に前納減額金を受け取っている場合は、その掛金合計額から差し引いて申告してください。また、前年に発生した未払掛金をその年に払い込んだ場合は、その未払掛金の額を加算して申告してください。※引用 中小機構

 

 

 

【確定申告のやり方】

・申告書様式Bの
「所得から差し引かれる金額」→
「小規模企業共済等掛金控除」
欄に
その年の掛金を全額記載(減額金があれば注意)

・時期になったら送られてくる、
(遅くても確定申告の時期までには必ず送られてくる)
 掛金払込証明書を添付

・払込証明書に情報が足りなければ、
 通帳のコピーを併せて添付

 

 

「記入して書類出すだけか。楽やな〜。
嫁も小規模企業共済入ったら?
合わせて確定申告したらより一層の節税になるやろ」

 

 

「これは配偶者である専従者は入ることができないのよ。
共同経営の要件を満たしていればOKなんだけど、
わたし、あなたと共同経営していないしね。
それに私がもし入れたとしても、私の小規模企業共済の掛金は私でしか控除できないから、
あなたの控除とは一緒にできないわ」

 

 

 

「なるほど。調子にのっちゃいました」

 

 

 

まとめ

・どうやら小規模企業共済は、
 すっごい節税に役立つようだ

・掛金を所得控除するための確定申告も簡単
 原則は申告書に書き込む&証明書添付でOK

 

「勉強になりました」

 

「もちろん完璧な金融商品なんて存在しないから、
ちゃんとデメリットも理解しようね。
そしてもっと勉強して、より合理的な経営を目指そう!」

 

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