なんか足がガサガサするな、と思って足の裏を見たら…。
げ!めっちゃ皮がめくれてる!
ん、でもかゆくないな…。
これって水虫!?この間銭湯行ったから?ずっと革靴履いて営業してたから?
もし水虫だったら、すっごい嫌ですよね。周りに「うつすなよ」って言われるだろうし、実際うつさないように気を遣います。水虫ってなかなか治りにくいって言うし…。はぁ…憂鬱。
そんな風に思い悩んでいるかもしれませんが、足の皮がめくれる原因は、水虫以外にもあるようです。
●水虫と言われる足の症状
●水虫に似てるけど水虫ではない足の症状
●皮が剥けたけどかゆくない理由
今回は、参考に僕の足の画像を添付しました。(上記はイメージ画像。下のが僕の足です)
丁度先日皮膚科に行ったんですよね。あんまり気持ちの良い画像では無いので、本当に気になる人だけ読み進めてくださいね。
皮膚科へGO!皮がむけてたけど水虫ではありませんでした。

ほら、けっこうめくれてるでしょう?親指から薬指までベロンベロンに皮がむけてしまってます。ちょっと前はもっと酷かったんです。でも、ぜんぜんかゆくありませんでした。て言うか、前もこんな状態になったことがあって、その時は忙しいからと放っておいたら、勝手に治っていました。
「おー久しぶりやな、キミ」
出ました、僕が勝手に名医と崇める皮膚科の先生です。
↑こちらでも紹介しましたが、50過ぎてる(多分60も過ぎてる)のに、お肌ツルツルぴかぴかの先生です。ツルぴか過ぎて、先生の言うことはなんか信じたくなります。
皮がむけてるからって下手に市販薬は使わない方がいいらしい
先生は、
「水虫で診察に来る時はな、絶対に市販薬塗ってからきたらダメやで」
と教えてくれました。
どうも市販薬は効き目が良いそうなのですが、長年先生が皮膚科の臨床にいた経験から言わすと、以下のように注意しないとけないようです。
市販薬を塗ってしまうと、一時的に水虫の原因菌(白癬菌)が死んでしまって、せっかく検査しても分かりにくくなるそうなのです。塗ったとしても2週間は空けて欲しいと…。で、一時的なので後から水虫菌が復活する可能性もあります。たまたま診察の時にいなかったってだけで…。
一時的に菌がいないだけなのか、
もともと水虫ではないのか、
判断をつけるために市販薬塗らない方がいいんですね。市販薬は先生曰くけっこう強力と言うか、無茶苦茶な薬の配合をしていて、個別に患者さんに合わせたような薬では無いそうなので、あんまり使用は勧めていませんでした。
「個人の判断で市販薬塗って、皮膚が荒れて、さらに水虫はしつこいので再発してってケースが多いんや」とのこと。幸い僕はあんまり心配していなかったためまったく使っていませんでした。
あれだけ皮がむけていたのに…
さて、診断結果はどうだったのでしょうか?
先生は僕のめくれた皮膚の一部を切り取って、顕微鏡でジロジロ見て…
「ん〜、まったくなんともないね」
と言ってくれました。
よかった〜!!いやーこれでもほんの少しは気にして、お風呂上がりとかバスマット踏まないように、足の裏をハの字にして歩いたりしてたんですよ!!
とは言え、やっぱりかゆくない水虫の人もいる

僕は、幸い水虫ではありませんでしたが、日本人で水虫の人は2割ぐらいいるかもとも言われていて、足に何かしら異常があった場合やっぱり水虫の可能性は否定できません。特に両足に症状がある場合は安心と言うわけではないのですが、片足だけ皮がめくれているなら、さらに要注意です。(僕は両足めくれてました)
そして、実はかゆくない水虫もあるから驚きです。
かゆいーーー!!ってCM以前にやってましたが、あれは水虫の種類のうちの一つなんですね。
足の裏に小さな水膨れが生じ、水膨れが破れると皮が剥ける小水疱型(汗疱型)と足の指の間の皮が剥けたり、白くふやけたりする趾間型、ヒビ、アカギレのように足の裏全体が硬くなる角質増殖型に分類されています。※日本皮膚科学会
上の説明だとちょっと分かりにくいので、以下に分かりやすくまとめました。
①趾間(しかん)型
足の指の間にできやすく、
赤くなったりじゅくじゅくになったりする。むず痒いこともある。
②小水疱型
指の間だけでなく、
足裏や足の側面などに水疱ができる。
かゆみは結構ひどいらしいです。
③角質増殖型
角質が増殖する…って書いてある通り、足の裏の皮膚が増殖して硬くなってガサガサになるのだとか。
(そういや、かかとがそうなってる人ってたまに見ますよね)そして、かゆみがありません。
角質増殖型の足白癬は爪白癬(爪の水虫)を合併していますが、小水疱型、趾間型の足白癬は長い間治療せずに放置していないと爪白癬を合併することはありません。※日本皮膚科学会
爪にもうつって、爪水虫になることあるみたいですね!!かゆくないからって、放置しておいて他人に感染してしまわないように注意しましょう。
こうやってひとつひとつ確認すると、
僕の症状は、
・水疱なんてできた記憶なし
・まったくかゆくない
・ジュクジュクもしていない
・皮膚が厚くなってない
・ひび割れももちろんない
こんな感じなので、上記の水虫の症状とはちょっと違うのが分かります。
しかし先生に言わせると、
「人によっていろんな症状があるからな、念のためちゃんと見なあかん」とのことなので早めにちゃんと通院しましょう。
足の皮のめくれ…うつらないタイプの場合

では、水虫以外にはどんなタイプの症状が考えられるのでしょうか?以下にまとめました。
ストレスなどによる多汗
僕の場合は、先生に多分これじゃないかと言われました。と言うのもめっちゃ足汗をかいた記憶があるからです。
緊張などすると、手汗やワキ汗をかきますよね。
実は足の裏も緊張をすると、汗をびっしょりかくのだとか。
足は手やワキのように頻繁にケアしたりもしないものだから、気づかないうちにいつの間にか足裏の皮膚が弱ってしまい、皮がめくれたりするそうです。
ちょっと最近忙しくて寝不足で、しかも営業でプレゼンすることが多かったものだから、自律神経不調×緊張=多汗がたたったのかもしれません。
さっきもチラっと書きましたが、実は以前にも皮がむけたことがあって、それは放っておいたら治ったのです。ご存知の通り基本的に水虫は自然治癒は考えにくいので、僕はこの汗による皮剥けをよく起こす体質なのかもしれません。
あぶねー。水虫の薬買わなくてよかったー。あれ、高いんですよね。
単純に靴で足が蒸れて皮がむけた
外回り営業マンの人とかは、これに当てはまる人も多いかもしれません。
毎日毎日、暑い日も雨の日も風の日も足元は黒のソックスに、通気性の悪い革靴。そりゃ蒸れますって。
こちらも、ふやけて皮がむけるパターンです。
・症状が出てるのが夏場または暑い時期
・両足に症状が出ている
と言う事ならばより可能性があるかもしれませんね。通気性の良い靴、汗を吸って逃がしてくれる靴下など、高性能な足元に変えてみてはどうでしょうか。
ただの乾燥
今逆に乾燥した場合でも皮むけはありえます。
乾燥して水分が足りなくなった皮膚に体重がかかる。
その一部分だけ新陳代謝が早く進むことにより皮むけの症状が起こるそうです。
この場合は痛い時もあるのだとか。
汗疱
手の平や指にもよく現れる、水疱ができる症状です。
これ、僕は手の人差し指になぜかよくできます。
以前に別件で通院したついでに、手に水虫うつったかと思って先生に聞いてみたら「あーそれ誰でもなるやつやわ。気にせんでええで」と言われました。汗腺と言う汗を出す器官の障害によって起こるそうです。夏場に多いみたですね。
そして、掻いたりすると痒みをともなう場合があります。汗疱は水虫とは全然関係無いのですが、水虫の②小水疱型と区別もつかないでしょうから、早めに病院に行きましょうね。
まとめ
以上のことから、
かゆくない足の皮むけが気になった場合、
その結論は…
市販薬を買わずに、
さっさと病院に行く
ですね。僕もまた皮むけおこしたら素直に病院行こうと思います。結局自分ではなかなか判断しにくいもの。風邪は寝ていれば治りますが、万一水虫だった場合のしつこさは、みなさんご存知の通りかと思います。市販薬で治してしまいたい気持ちも分かります。面倒だし、なんか恥ずかしいですし。女性ならなおさらかもしれません。もちろん市販薬で治る場合もあるでしょう。
しかし、万が一大切な人にうつしてしまわないためにも、早めに通院した方が良いのではないでしょうか。
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