モチベーションが上がらない営業職のやる気を上げるちょっとした考え方

営業に行かなければいけないのに、モチベーションが上がらないと悩んでいないでしょうか?

 

出社したはいいけど、電話をかける気力もなく、新規訪問リストを作ってもついコンビニでサボってしまう。
当然今月の成績は上がっていないので、焦るだけの毎日…。

 

どうしたらヤル気を出して、営業に行くことができるのだろう?
なんであの人(同僚)は、毎日元気に働くことができるのだろう?

 

 

僕は以前営業が大嫌いで、
同じような悩みを抱えていたことがあります。

 

気も弱いので、苦痛な毎日でした。
でもちょっと考え方を変えて、それを実践するだけで、それなりにデキる営業マンになれました。
そして、そんな時はお客様のところに行くことで、むしろ元気になっていた記憶があります。

 

 

今日は、そのちょっとした考え方の秘訣をお話したいと思います。

 

 

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意外と知らないモチベーションの意味

モチベーションとひとくちで言っても「だいたいモチベーションって何?」と意外と本当の意味を分かっていないものです。
意味が分からないのに、「モチベーションを上げろ!」と言われても、もっと意味が分かりません。

 

 

モチベーションとは動機です。
そして、何かをやるための理由とも言えます。

 

 

 

例えて言うとこんな感じ。

「素敵な女の子発見!(刺激)」⇒

「デートに誘いたいから(動機・目的)」

「筋トレしてマッチョになるぞ(目標)」

 

「デートに誘いたいから」という目的が、
「筋トレする」という目標への動機づけ(理由)になっています。

 

 

 

 

なんとしてもあの可愛い子をデートに誘いたい。
そのためには今のヒョロヒョロボディーじゃダメだ。
俺は筋トレをするぞ!うおーーー!!

 

 

つまり、モチベーションとは「目的があって初めて成り立つもの」なんですね。
言い換えれば「目的なくして、モチベーションアップはない」ということにもなります。

 

 

 

 

 

 

モチベーションが上がらない原因を探る

このことから言えるのは、
「モチベーションが上がらないのは、目的を失ってしまっているから」と言うこと。

 

 

 

ところで「目的」には
ザックリ分けると、以下のような種類があります。

 

 

 

それは以下の2つ。

①「誰かからの評価を得たい」、という外側に原因がある目的
→所属欲求や承認欲求に基づくもの。誰かに認められることが目的。

 

②「以前よりもっとできる自分になりたい!」といった、成長やスキルアップに関連した内側から湧き起こる目的
→自己実現欲求に基づくもの。より素晴らしい自分になって自分で自分が認められるようになるのが目的。

 

 

あまりにも叱られる日が続くとか、
頑張っても成果が上がる気がしないとか、
憧れの上司が転勤でいなくなったとか、
なりたい自分の姿が無いとか、
モチベーションが上がらない理由は様々ですが、突き詰めてみると、仕事上の目的はだいたいどっちかに分類されます。

 

 

 

モチベーションの話をした時よく説明されるように、高度経済成長の頃はモチベーションが持ちやすかったのです。
みんなが「一生懸命働けば、豊かになって、家を買えて、幸せな人生を送れる」と信じていました。

 

一生懸命働けば、すぐ売り上げが上がり、周りにも認められた。
頑張れば頑張るほど、自分の実力がつく実感があった。

 

 

 

でも、今は違います。
必死で頑張っても、なかなか思うようにいきません。
価値観も多様化し、自分が何を信じて成長すればいいのかも分かりません。

 

会社が立派な社訓を述べていても、
なんだか時代錯誤な感じがして、社訓を信じきって働くのにも精神的に無理があります。

 

「モチベーションを上げろ!」
と言われても混乱するのが普通の人の感覚かもしれません。

 

 

 

 

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営業のモチベーションを上げる!

では下がったモチベーションを上げるためには、どうすればよいのでしょうか?
真面目に考えれば考えるほど、なんだかやる気が無くなっていく…。
そんな時何を目的にすれば良いのでしょうか?

 

 

自分にとってのモチベーションを探す

馬鹿正直に働いても、どうせやる気が出ないなら、
自分にとってのモチベーションを持つことが大切です。

 

 

言わば、
働く上での、裏目的。
自分勝手な目的でも、結果として営業成績が上がれば良いのです。

 

 

 

僕は営業職だった頃、
先ほどの①「他人からの評価」②「自分自身への評価」、
どちらともを意識して、自分だけの裏目的を持っていました。

①誰かに認められることを目的とするもの

・営業成績を上げて、部署の女の子にチヤホヤされたい

・営業成績を上げて、上司を見返したい

・給料を上げてもらって、超無駄遣いしたい

 

 

②自分の自己実現を目的とするもの

・昨日よりも、ちょっとだけでも仕事のできる自分になりたい

・人間力のある自分でいたい

・独立できる力を手に入れて、会社に依存しなくても生きていけるようになりたい

 

 

 

「営業成績は上がっていません!
しかし、昨日よりもちょっとだけ仕事のできる人間になったので、自分は満足です!
自分で自分を褒めたいです!」

なんて、上司には言えませんよね(笑)。
でも、こっそりそんなモチベーションを持っていればいいのです。

 

 

 

女の子にモテたいっていうのも、立派なモチベーションの上げ方です。
モチベーションが上がるなら、内容なんてなんでもいいのです(法に触れなければね笑)。

 

 

 

ただし、ひとつだけ気をつけたいことがあります。

 

 

 

それは、
「誰かに認められることを目的とするもの」ばっかりをモチベーションにしないことです。
なぜなら、人の機嫌ひとつで自分のモチベーションが左右されてしまうからです。
せっかく成果を上げたのに、思うように女の子からチヤホヤされなかっただけでやる気が無くなります。

 

 

 

イチロー選手は、
「昨日の自分を超えること」をモチベーションに、
とことん自分にこだわってコツコツとトレーニングを組み立ててきました。
その積み重ねの結果があの偉業です。

 

 

常にモチベーションを保てるようにするには、
「内から沸き起こる目的」にクローズアップするほうが賢い選択だといえるでしょう。

 

 

 

あなたの、
人に言えないようなモチベーションは何でしょうか?

 

 

 

 

たまには開き直って、ゆっくり休む

「よし、モチベーションが見つかったぞ!」
「コツコツ営業するぞ!」

 

 

と、決意しても、
僕の経験から言ってこの「コツコツ」続けるというのはなかなか難しいものです。

 

 

なぜなら1件営業に行ってみて当たりの嬉しい日もあれば、
20件営業に行ったけど全部はずれなんて日もザラにあるのが営業の世界だからです。

 

 

こちら側が「コツコツ」営業しても、
お客様が「コツコツイエス」を出してくれるとは限らない。
当たりの悪い時にずっと営業まわりを続けていると、かえってモチベーションが下がってしまうことも。
イチロー選手みたいに、ずっとコツコツできる人は珍しいですからね。

 

 

 

人生に「メリハリ」が必要なように、営業にも「メリハリ」が必要です。
やってもやってもできないときは「今日はバイオリズムが下がっているのかも」と、
開き直って休憩して頭を休ませることもモチベーションを保つには必要なことです。

 

 

できないもんは、できないんです。
もう知らん。
開き直る。
めっちゃサボる。

 

少なくとも、イチロー選手では無い凡人の僕には、この考え方が効きました。

 

 

 

 

 

信頼のおける人に相談する

誰か周りで信頼のおける人に自分の中の焦りや、
やる気の出ないモヤモヤを相談してみるのも立派なひとつの手段です。

 

 

 

モチベーション(動機・目的)がちゃんと胸の中にあっても、
あんまり上手くいかない事ばかりだと、心が塞ぎ込んでしまいますからね。
ガス抜きをしましょう。

 

 

 

自分の心の中だけで考えていても、モヤモヤしているときなんかは特に答えが出ずじまいで同じところをぐるぐると考えが巡ってしまうだけ。
いわゆる負のスパイラルってやつですね。

 

 

人は自分の話を聞いてもらうとスッキリするものです。
第3者に思う存分話を聞いてもらえると(とは言っても多少の気遣いは必要)心の中にあるごみ箱をすべて空にして、一度リセットして次に挑めます。

 

 

ただし!
こちらの悩みを「聞く」どころか「自分の武勇伝をお話になる」ような人には、相談を持ち掛けないよう注意しましょう。
相手はアドバイスをした気になって、いい気持ちでしょうけど、こっちのモヤモヤは晴れないままです。

 

 

 

 

 

お客様のためになる営業をする

昔は上司の「さっさと営業回ってこい!」という激励の通り営業回りをしたら、それなりに成果が出たと言います。
しかし、今は違いますよね。
こんな風に言われて、やる気が出る社員なんて現代にいるのでしょうか?(ちょっと言い過ぎかな笑)

 

 

 

会社や上司の言う通り仕事をするだけでは、
ただのやらされ仕事になるだけです。
やらされ仕事ではモチベーションは落ちるものです。

 

 

 

僕も超イヤでした。
ただただ言われるがままに営業先へ出向き、決まったセリフを言い続けてる毎日が本当にイヤでした。

 

 

 

しかし、ちょっと視点を変えてみてはどうでしょうか?

 

 

 

上司の言うこと完全に無視!!
会社の社訓も完全に無視!!

 

 

その代わり、心底お客様のためを思って営業をしてみます。
上司からのプレッシャーを解消するためではなく、ただひたすら困っている人を助けるために営業をするのです。

 

 

 

僕は、どうしたら「やらされ仕事から解放されるか」を必死に考えました。
そして、活き活きと仕事をしている先輩がどうやって仕事をしているのか、よく観察してみました。

 

 

 

そしたら次第に、見えてきたことがありました。

・真剣にお客様の話を聞いていると、お客様から相談してくれること

・お客様が商売になんらかの悩みを持っていること

・その悩みの解決法に、自分の会社の商品が役に立つこと

 

やらされ営業をやってる自分とは全然違う!!
今までは、お客様の悩みを無視して、会社に言われるがまま商品を売りつけようとしていました。

 

 

 

それに気づけば、仕事が一気に楽しくなりました。
先輩に教わり、企画書を作り、お客様に提案型営業をしました。

 

 

 

「なんで俺の考えてること分かったの!?
もう、この案件は君に任せるわ!!」

 

 

 

真剣にお客さんのことを考えて、お客さんの課題を先回りして、お客さんの課題の解決法まで先回りして、さらに段取りまでバッチリの状態で提案しました。その提案をした時に言われた言葉です。
あの日のことを僕は忘れません。

 

 

人に喜ばれるのって、
単純にめっちゃ嬉しい。

 

 

もちろん、
本当に上司の事を完全に無視するわけにはいきません。
しかし、それぐらいお客様のことを真剣に考える方が、自分のやる気につながるということです。

 

 

まとめ

誰かの価値観に乗っかろうとすると、
今の時代はモチベーションを保つのが難しいかもしれません。

 

上司の言うこと無視

これぐらいの方が、モチベーションが逆に上がって、会社のためになるかもしれませんね。

 

それではまとめです。

 

 

【営業のモチベーションが上がらない時は】

 

・モチベーションの意味を理解する
目的がしっかりあるから動機が生まれる

・モチベーションが下がる原因を知る
自分にとってピンと来ないことは目的にはできない

・自分にとってのモチベーションを持つ

・たまには、思いっきりサボる

・人に相談してガス抜きする

・心底お客様のためを思った営業をする

 

 

 

 

 

 

 

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