HSPな感じの14歳の僕が、今の生き方と職業を決めて大人になるまで

いきなりですが、僕はおそらく典型的なHSPです。
どの診断テストを見ても、ほぼ9割当てはまります。

 

 

Highly Sensitive Personの名称が示す通り、
自分で言うのもなんですが、感受性が高く創造性が豊かな反面傷つきやすいです。(自分で言うの恥ずかしいっすね笑)

 

 

思えば、思春期からの十数年間は、つらいことの連続でした。
周りの人が自分の感受性をなかなか理解してくれず、それ以前に自分で自分のことを認めていなかったので、周りの人に自分のことをちゃんと伝えられなかったからです。

 

僕は人生の十数年間を自分を責め続けることに費やしました。
「なんで周りに合わせられないんだ!!」とずっとずっと自分を責めてきました。

 

でも、それはもう辞めました。
僕は自分を受け入れ、自分に合った生き方を選び、自分に合った職業に就いています。

 

 

今日は同じように、

 

「自分ってHSPなんじゃないか?」

「生きづらさを感じ、生き方が分からない」

「周りに合わせられない自分を責めてしまう」

そんな人のために書きました。

 

 

願わくば、
そんなあなたが、自分に合った生き方や仕事を見つけられますように。

 

 

 

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おかしいと感じ始めた思春期-14歳

「もしかしたら自分は周りと少し違うのではないか?」そう最初に感じたのは、思春期の頃でした。
中学に上がると、それまでの少年時代とは少し友人たちの雰囲気が変わります。
何かに悩む人がいて、何かに反発する人がいて、時にいじめなどが教室と言う小さなコミュ二ティ内で発生します。

 

 

そして、時にピリピリとした空気が教室を包むことがあるのです。
僕はこれがとても嫌でした。

 

自分に対して向けられた怒りではないのに、
身体が不快な反応を示すのです。

 

お腹がまるで大量の空気を飲み込んだように膨張し、胃がキリキリと痛み、頭痛がすると同時に頭がクラクラとしました。
だからよく保健室に行って、授業をサボり、保健室に置いてある漫画を読んで過ごしていました。

 

 

また、違うことでも違和感を感じました。
僕は部活帰りの美しい夕日や、夕暮れにお隣さんが料理を作る音の風情、クラシック音楽などが好きでした。
映画を観て涙を流すことがたくさんありました。

 

 

しかし周りは違いました。

多くの若者がそうであるように、
暴力表現を好み(その当時ドラゴンヘッドや寄生獣などの漫画が流行ってました)、教室という小さな世界にヒエラルキーを形成し、みな優劣を競い合っているように見えました。
痛みや深いな感覚にもとても敏感で、例えば友人の家に泊まりにいった際など、いつもの生活と違う雰囲気に体が反応し、お腹が痛くなったりしました。
小学生の仲の良い無邪気な関係が終わり、成長と共に変化が訪れたのですが、僕にはそれについていくことができなかったのです。
というよりは、変化についてはいっていたものの、かなり無理をしていました。

 

 

「なんか今日の夕日、いいよね」などと言ってみたところで理解されるはずなく、
白けた友人の顔に、心底ショックを受けた記憶があります。

 

 

そんな僕は、やがて友人から遠い存在になっていき、
中学3年生になる頃には「無視」という形でいじめを受けました。
彼らのなんらかの基準から外れた存在になっていたのでしょう。

 

 

一人ぼっちでトボトボと家路を急ぐ卒業式の帰り道は、
めちゃくちゃ寂しかった記憶があります。

 

 

 

自分を責めた高校時代

違和感を感じながら育った僕ですが、
その違和感を他人のせいにするのではなく、自分のせいだと責めました。

 

 

「きっと、これは弱い僕が悪いからだ」

 

 

このように僕は自分を責めました。
お腹が痛むたび、人と違うことに感動するたび、ちょっとしたことでびっくりしてしまうたび、

 

 

 

「おい!お前!!しっかりしろ!!」

 

 

 

と自分を何回も何回も責めました。
僕は「自分は強い男になるべきなんだ、こんなことでつらくなっててはいけないんだ」
とすっかり「べき思考」のとりこになっていました。
視野がすっかり狭くなっていました。

あなた自身を縛る「べき思考」から、自由になる。

2016-03-07

しかしそんな責めに応じて、自分が変わっていくことはありませんでした。
当たり前です。
極端で視野が狭い思考では、結局何も変わりませんでした。

 

 

相変わらずお腹や頭は痛みました。
なんとか突っ張って生きていましたが、薄氷の上を歩いているように心もとなかったです。
人の顔色ばかりうかがっている割に、思いやりがなく、この頃の友人で今も付き合いが続いている友人はあまりいません。

【厳しめ】つい顔色を伺う人の、知っておくべき隠れた心理5選

2016-04-19

 

 

適応障害からうつ病へ

だから僕は自分を数年間に渡って偽り続けたことになります。
自分への嘘に嘘を重ね、無理をし続けました。
面白くないものを面白いと言い、美味しくないものを美味しいと言い続けました。

 

その代償がきたのでしょうか、
大学に入って間もない頃、僕は「適応障害」と診断されました。

 

適応障害はストレスにさらされ続けた結果発症する心の病気です。
思春期の頃からあった不快な身体の症状はよりひどくなり、大学の講義に出るだけで、脇や手に汗をびっしょりかきました。
犬に吠えられただけで、ひどくビックリしました。
物事を前向きに考えることができず、高校の時よりもっと自分の事を責めました。

 

 

それでも、僕は自分に嘘をつき続けました。
「心の病気だから頑張れば治るはず!」と学校にもバイトにも行き続けました。

 

 

すると徐々におかしくなっていきました。
より考えは深みにはまり暗くなり、太宰治の人間失格や村上春樹のノルウェイの森を読んだ時などは、余計にその考えの方向性がおかしくなりました。
あんまりそんな時に読む小説ではありませんね。

 

 

徐々におかしくなる僕からは余計人が離れていきました。
お付き合いしていた彼女は、友人の元に行ってしまいました。
大学の友人からは「お前、気持ち悪い」と面と向かって言われました。

 

 

僕は心底打ちのめされました。
そして再度病院を訪れた時、僕は「うつ病」と診断されました。

 

 

 

 

 

営業職は迷いの連続

そんな僕でも、大人になったら、ちゃんと仕事に就く事ができました。
転職は6回もしたものの(スゴいでしょ)、営業職を10年ぐらい続けてきました。

 

最初こそは全然成果を出すことができませんでしたが、
もとはコツコツと努力するタイプなので、それなりの成果を出すことができました。
新規事業の立ち上げに3件関わり、営業自体の成績もまあ合格ラインでした。

 

 

しかしやはり違和感は中学の頃と同様あるのです。
僕はプレッシャーを感じながら働くのは嫌いです。
誰かに営業成績の進捗状況を管理されながら働くのは大嫌いです。
見張られているようで、非常に強くストレスを感じます。

 

 

「プレッシャーは快感だ!」
「ゴリ押しで、提案書通したぜ!」

 

 

といった感じで成果を挙げるタイプの営業マンの事を、感覚的に理解できません。
プレッシャーは超不快だし、お客様にこちらの強引な提案をゴリ押しなんてしたくありません。

 

オラオラタイプの営業マンや、
いかにも人たらしそうな営業マン、
彼らは共にトップ成績を出すタイプですが、僕はどうしてもそんなタイプにはなれませんでした。
そんなデキるタイプの営業マンに激しい嫉妬を覚えたりもしました。
自分には出来ない芸当だから。

 

 

そして、やはり他の営業マンより疲れやすかったと思います。
モチベーションを維持するのは得意でしたが、体力やテンションが人より持ちにくいのでしょうか。
夜になるとヘトヘトに疲れ切っていました。
商談中に、やはりお腹が不快に張っていました。
そんな訳で、営業マンとしてそれなりに実力もついたし続けていけるけども、悩み続けることになりました。

 

 

 

おそらく、そのまま営業マンをやっていても、生きてはいけたと思います。
しかし自分の子供が生まれて、元気いっぱいに動いている姿を見た時…

 

 

「ああ、やっぱり俺はこのまま営業マンとして生きるべきじゃないな」
と強く思うようになりました。

そのまんまで生きている赤ん坊を前にすると、自分が自分自身に背いているように感じたからです。
かつて心の病気になるぐらいまで自分に嘘をついていたのに、また嘘をつき続けるところでした。
そんな危うい自分に気づいたのです。

 

 

 

 

 

勇気を出して、HSPに合った生き方を選ぶ

もっと早く今のように生きていれば、どんなに素晴らしかっただろう、そう夢見ることがあります。
しかし思えば僕はずっと勇気が出なかったんだと思います。

 

自分に合った人生を生きる勇気。
周りの期待に「応えない」勇気。
今までのレールを突然外れる勇気。
そんな勇気が足りませんでした。

 

なにせ思春期からずっと「こんな感受性を持った自分が悪い」と自分を責めてきたので、「こんな感受性を持った自分だからこそ素晴らしい」と言う勇気が無かったし、そもそも思いつかなかったのです。

 

 

しかし10年も社会人経験を積んでいると
その勇気が徐々に積み重なっていきました。

 

 

なぜなら、
「こんな感受性を持った俺、全然悪くない」
「こんな感受性を持った俺、むしろスゴくね?」
と思えるようになったからです。

 

 

 

徐々に他人が、僕のその感受性を評価してくれるよういなっていきました。

「君こういうところ、才能あるよね」

「この分野での君は、すごく頭の回転早いよね」

「営業職なんて辞めちゃえばいいのに笑」

「なんでそんなに自分を否定する必要あるの?」

 

ちょっと生意気な事を言うと、
確かに僕は、
人より分析力に優れ、人の気づかないことに気づくタイプだと思います。
人ができないことが、簡単に出来てしまうのです。
(逆に人ができることが、できないのですが)

 

他人が僕を見た時、
「なんでそんなに無駄に繊細なの?」と理解できないように、

僕も他人を見た時、
「なんでこんな単純なことに気づけないの?」と感覚の違いを感じます。

 

 

他人からいただいた嬉しい言葉が徐々に積み重なっていき、
「あれ?なんで今まで俺は自分の事を責めていたんだ??」
と、次第に不思議になっていきました。
俺は今までなんでこんな生き方をしてきたんだ、と。

 

 

そうしたら勇気が出るようになったんです。
「自分に合った生き方をするのに、絶対に間違いなどあるはずない!!」って。

 

 

 

それから徐々に僕は生き方を変えていきました。
すると、不思議なことに、自分のことを応援してくれる人や、同じように繊細な感性を持ち今まで孤独だった人などにめちゃくちゃ出会えるようになりました。
と言うか、今僕の周りはそんな人だらけです。

 

 

 

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HSPな自分に合った生き方とは

他人より過度に繊細な自分に合った生き方、それは至極単純です。
自分に嘘をつかないだけです。

 

・つらい時は休む

・向いていない仕事はしない

・怒っている人の近くにはいかない

・良い気が流れていないところにはいかない

・感覚的に合うと思ったことを突き詰める

・自分は繊細、それでオッケーだと認める

・飲み会でつらくなったら先に帰っちゃう

・しっかり寝る

・誠実に生きる

・美しいものに感動した時、シェアできる友人を作る

・合わないものは、すぐに捨てる

 

僕の場合、心がけていることはこんな感じです。

 

 

 

周りがどれだけ、


「お前の言っていることはおかしい」

「これが世の中として当たり前」

「社会人としての常識を生きろ」

 

などと言ってきても、自分のルールを優先することです。
そのような他人の主張は、精査すると間違っていることは結構多いものですから。

 

 

いや、正確には、世の中の多くの人は物事をものすごく大雑把に捉えています。
だから「これが世の中として当たり前」なんて傲慢な事が簡単に言えてしまうのです。
悪気はないんでしょうけどね。

世の中に絶対の価値なんて存在しないのって、HSPな感じの人なら分かりきっていることですよね?
そしてHSPな感じの人って、逆に「お前こそ言ってることおかしいよ」と言い返したりはしないのじゃないでしょうか?
丁寧に物事を感じているからこそ、そのような傲慢な考えに対して、傲慢さで返すことはしたくないのです。

 

 

 

 

HSPな自分に合った職業に就く

僕はHSPな感じのめんどくさい人間です。
だからこんな仕事は向いていません。

 

・交渉が必要な仕事
 →人と切った張ったの生活をするのはしんどい

・人と接する機会の多い仕事
 →頭がクラクラしてくる

・拝金主義、売り上げ至上主義なゴリゴリの営業
 →やる意味がわから無い

・競争の多い仕事内容
 →競争とか意味分からない

・トレーダーなど、超実力主義な仕事
 →そんな実力無い

・単純作業
 →これはこれでしんどい

・常に同僚が近くにいる状況
 →できないことはないけど、一緒にいる時間が長いのは嫌

 

 

僕は広告業で、いわゆるディレクター的な立場ですが、プロデューサーは不向きです。
プロデューサーは交渉事も必要だし、人と関わる時間も多いからです。

 

僕は、

・人との距離感を自分で調整できて(ずっと一緒にいるのはしんどいから)

・クリエイティビティが発揮できて

・割と平和な(※ただし忙しいです)

個人事業主として広告のデザイナー&ディレクターとして生きていくことに決めました。

 

不思議なことに、
営業職でサラリーマンだった時は19時ぐらいまで働いたらヘトヘトだったのですが、
今は夜中まで働いても平気なんですよね。
自分に合ったことをしているので身体の負荷が減ったのでしょうか、以前ほど疲れません。

 

僕が選んだ仕事は広告デザイナーですが、
いろいろ他にもありますよね。

 

こういう話をした時、
よくアナウンサーや作家、学者なども向いてるなんて話が出て、
「今更アナウンサーになんてなれないよ!」なんて声も上がります。

 

同じアナウンサーでも確かに大手局の局アナになるのは、例えば30を過ぎてからは超狭き門かもしれません。
しかし物は考えようで、アナウンサーでも地方ケーブルテレビのアナウンサーや、結婚式の司会専門あたりだと、その敷居は多少下がります。
学者も僕が以前大学にいた頃は「脱サラして大学院に来ました!」という人って意外とチラホラいたりしました。
道は必ずしも一つというわけではないんですね。

 

 

 

 

 

 

まとめ

今の生き方に決め、
今の職業に就くまでの時間が無駄だったかと言うと、そういうわけではありません。

 

つらい時間を過ごすことで、
より観察眼が磨かれました。

社会人として生きていくために「人がどんな風に考えているのか」「何が世の中で大切にされているのか」がわかるようになりました。

 

最初から広告デザイナー&ディレクターになっていたら、
ただの生意気な嫌なやつになっていたかもしれません。
まわりまわって、かたよりが取れたんでしょうね。

 

今、以前よりもだいぶ楽しい生き方ができるようになりましたが、
あの頃のつらい経験とその時出会った人達がいてこそです。

 

人生に無駄なんてないんでしょうね。
去年独立したのが、きっと僕のタイミングだったのでしょう。
あなたも、あなたのタイミングが見つかるといいですね。

 

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2 件のコメント

  • いいね。
    自分も夜道に月を見ることがあるけど
    満月だと嬉しくなる。

    夕日いいよね。綺麗だよね。
    あんなにきれいな景色なかなか無いと俺は感じるよ。

    • 大木さん
      コメントをありがとうございます。
      そんな風に共有できる人がいること、嬉しく思います。
      僕は自分に正直に生きようと決めてから、大木さんみたいに、自分に近しい感性を持つ人に出会えるようになりました。
      人生って不思議ですね。

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