共働きなのにワンオペ育児!!妻の不満から夫婦喧嘩に発展!その結末は?

妻が「わたしって、つくづくワンオペ育児をしてると思う」と、明らかに嫌味を含めて言い放ちました。

 

「ワンオペ」とは、飲食店なんかの店舗をたった一人のスタッフが回している「ワン・オペレーション」のこと。
そして「ワンオペ育児」の意味とは、そんなワン・オペレーションな店舗状態から例えて、まさに育児をたった一人で回している状態のこと。

 

 


「ん?俺、日曜は仕事は完全にしない!って基本的に決めているし、平日も早く仕事終われたら子どもと遊ぶようにしてるじゃん」
と反射的に思ってしまいましたが、どうやら妻の想いは違うようです。

 


「私はワンオペ育児をしている!!
もう限界よ!!
分かってくれないなら離婚じゃ!離婚!!」
こんな感じ。
確実に私はワンオペだと。
あんた、ナメてんのかと。

 

 

 

すれ違う両者の想い…。
だから今回は、ワンオペ育児を脱するために出来ることを夫婦で乗り切り方などを話し合ってみることにしました。
今までも僕の方からも努力したりして、徐々に前向きになってはきていたんです。
妻もだいぶイライラしなくなりましたし。

 

しかし、やっぱり節目節目でケンカは起こる。
一度ちゃんと話し合うことが必要だったんです。

 

 

 

ところで、うちの妻だけでなく、
誰にも頼らずに「実質ひとりで育児をしている」、
そしてその悩みを夫に打ち明けられないそんな母親たちが増えているようですね。

 

・なんとかしてワンオペ育児から脱出したい

・夫婦間で理解し合えず困っている

・「共働きなのになんで!」とストレスで爆発しそう。つらいし疲れた…。

 

僕たちの夫婦会議が、こんな方達の参考になればと思います。

 

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かみ合わない、夫婦の言い分

僕たち二人は、まずはお互い思ってて普段言わないことを正直に伝えてみよう、
そう思ってお互いにケンカにならないように気を付けながら、本音を伝え合うことにしました。

 

 

 

そしたら…
まーかみ合わないかみ合わない。
まずは、お互いに思いやりの「お」の字もない両者の言い分をどうぞ。

 

妻の言い分

 

子どもは可愛いけど思い通りに動いてくれなくて、なんでこんなことで泣くの?っていう予測不能な息子のお世話で毎日疲れている。
あなたも少しは家事や育児を手伝ってくれているけど、まだまだ足りない。
もっと協力してほしい。

私だって仕事しているんだから育児は折半してくれても良いじゃない?
子どもの保育園の送り迎えや体調が悪くなったときの呼び出しも私がしているし。

わたしは、自分のことよりも家族のことを優先してるのよ。
仕事、家事、育児をこなして残りの時間が自由に使える時間なのよ。
私だって自由な時間がほしいのよ。
だいたい私が風邪ひいたり病気になったらどうするの?

 

 

 

そうです、我が家は共働き。

一生懸命働いたあとは、誰かと接するわけでもなく仲良く話をするでもなく、イヤイヤ期真っ盛りの子どもとマンツーマンで過ごす。

 

 

が、しかし!僕にだって言い分があります。

 

 

 

夫の言い分

一日どれだけの時間働いているかで言ったら、俺はスケジュールもパンパンだし、君が寝た後も夜中まで仕事してるよ。
君も仕事してるっていうけど、仕事終わるの5時じゃないか。

仕事だって楽しいだけじゃないし、お付き合いなんかも好きで行ってるように見えるかもしれないけど、必ずしもそうじゃない。
君が思っているより全然自分の時間なんて取れてないよ。
なんで君は、俺が君より「ストレスが溜まってなくて」「自由な時間もたっぷりある」って思うんだい?

読みたい本が山ほどあるのに、全然進んでいないし。
テレビをつけた瞬間なんて「あーこんな自由な時間久しぶり」って思う。

それなのに、色々責めるように言われると、こっちだって心外だよ。
むしろ「毎日遅くまで大変だね」とか言われたいのに。

 

 

ね?嚙み合ってないでしょ?
古来から夫婦で重ねられてきた夫婦喧嘩の典型「仕事と家庭とどっちが大事なのよ」を正に体現している感じです。

 

 

とまあこんな感じで夫婦会議が始まったのですが、ご覧の通り主張ばっかりしあっていて先に進みませんでした。

 

 

そこで、
そもそもなんで「ワンオペ育児」になっちゃったの!?と、まずは事実をしっかり把握することにしました。

 

 

 

 

 

やっぱり夫は育児参加に消極的で無理解!?

いやいや!!
俺たち夫は結構育児してるよ!!
と思っていたのですが、調べてみたらやっぱりまだまだ日本男性って育児参加の時間少ないんですね。

 

 

 

ちなみに、これは厚生労働省の調査↓

父の2割は平日に子どもと一緒に過ごす時間が「30分未満」。
 平日に子どもと一緒に過ごしている時間をみると、母は「6時間以上」が54.0%となっている。父は「2~4時間未満」が28.7%、「1~2時間未満」が23.5%、「30分未満」が21.2%となっている。※厚生労働省

 

 

うーーん、
数値化したことなかったけど、我が家は「30分未満」のグループに入るかもなぁ…。

 

 

 

長時間の育児が、徐々にママ達を疲れさせていっているのか…。

 

 

休みの日でも公園に行くと、子ども連れのお母さんたちが多い。
そして子どもに怒鳴るお母さんたち。

 

 

「英語の塾に遅れるでしょ!」
「どうするの!そんなに汚くして!」

 

 

子どもは可愛くても、予測不能な生き物。
こちらの思うように動いてはくれません。

 

 

公園で平気で2~3時間遊び続けるし、転んで洋服を汚すことも多いでしょう。
最初はニコニコしていた母親もたちまち鬼の形相に。
声を荒げて怒ってしまう。

 

 

 

 

そんなママに対して
たまにしか子どもと接しない父親は、


「怒ってばっかりだな・・・」
と思ってしまいます。

 

 

 

しかし、この夫の無理解にも原因がありそうです。

夜遅く仕事で疲れて帰ってきたのに、子どもを叱る妻の鬼の形相にストレスを溜めてしまい、余計育児に参加しなくなる。
そんな事が重なって徐々に「ワンオペ育児」の闇が深くなっていく。
我が家の場合、こんな感じでしたね。

 

 


「理解し合っているようで、全然お互いのこと知らないのね」

 

 


「やっぱりちゃんと話をせなあかんね」

 

 

 

 

 

ワンオペ育児を生み出す環境

夫の育児参加時間や無理解だけでなく、
「ワンオペ育児にならざるを得ない環境」も問題です。

 

 

自分たちが子どもの頃は祖父母が家にいたり、ご近所付き合いもあって育児に参加する人が多かったんですよね。
友達のお母ちゃんに叱られたりとか、「地域で子育てする」感じでしたね。

 

しかし今は親と同居する人も少なくなってきているし、物騒な世の中になってきてご近所付き合いは挨拶程度という人も増えています。

身内に頼れない、友だちや周りの人に頼れない。
それでますます母親が孤独になってワンオペ育児に陥るのではないかと思われます。

 

 

 

先日のテレビ番組、すくすく子育て「脱・ワンオペ育児」の回ではこんな声が。

以前はご近所付き合いがありませんでしたが、引っ越しを機に変化が生まれました。
いざというときに助けてもらえるだけのつながりがないと自分がどうしても不安なので、そのためにこちらか開いていかないと向こうも開いてくれない。
そう思い、自治会に参加し、ご近所にも自分から積極的に声をかけ、少しずつ関係を築いていきました。

NHKエデュケーショナル すくコム

 

 

このコメントをした方は上手くいっているようです。
しかし逆に言うと、
「育児を誰かに頼ろうとすると、母親が結構努力して居場所を作らないといけない」

ということではないでしょうか?

 

 

これって、人によっては結構高いハードルでないでしょうか?
仕事で忙しいとか、
人見知りとか、
そんな感じで居場所作りに苦労する人もいることでしょう。

 

 

 

うちの妻も超人見知りなので、
自分から他のお母さんに声をかけるってことは無いそうです。
おまけに仕事もしているから、ママ友の家などに遊びに行くきっかけをなかなか作れていない。

 

 

 

それでよくよく話を聞いてみたら、

なかなか人に相談できない

→相談できないばっかりに育児がつらくなり

→またそのことが余計人に相談しにくい状態を作っている

 

こんな悪循環に陥っているようでした。

 

 

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夫婦で話合って決めた、ワンオペ育児からの脱出法

事実がだんだん見えてきた…。
じゃあ、具体的にどうしたらよいのか?を話合いました。

 

妻が夫に求めたこと

①第一に僕は妻の現状を理解し、手伝う姿勢を示すこと。
どんなことに不満も持っていて僕が協力できることはあるのか?

 

手伝いやすい家事からはじめるのも良いけど、育児に積極的に関わってくれると妻も嬉しいとのこと。
一緒に遊ぶだけでなく、父親として主体的に育児をすること。
例えば自分から「俺がお風呂に入れるよ」とかを言ってほしい。

 

そのために、こういった話し合う時間を定期的に作ろうと決めました。

 

 

 

②そしてもう一つは、妻が子どもに怒っていても、僕があんまりそれを非難しないこと。

夫が知らない時間を妻と子どもは過ごしているわけですから、ケンカも多ければその分仲直りしている回数も多いのです。
子どもを怒っているママを目の前にしたらママを非難するのではなく、子どもをフォローする側にまわってくれ、と言われました。

 

どうしても、仕事で時間を作れないのはある程度はしょうがない。
でもできる時だけでいいから、ちゃんとフォローをしてくれると、それだけで元気になれる、と。

 

「怒られちゃったねー。
じゃあパパと遊ぼっか!」

「♪♪♪」

 

こんな些細なフォローが嬉しいようです。
ちゃんと「理解してるよ!」と言葉と態度で示すことが大切なんですね。

 

 

 

 

そして僕の方から妻にしてほしいことを二つ話しました。

 

 

 

夫が妻に求めたこと

①一つは、僕や周りに対して「やってほしいことを具体的に口に出して言う」こと。

不満をぶつけたい気持ちもあるだろうけど、それでは僕もイライラがつのって逆効果。
せっかく主体的に育児を始めたとしても、妻の求めていない事をしているかもしれない。
しかし、そんな時にイライラされるだけでは、はっきり言って困ります。

 

例えばこんな感じで教えてとお願い↓
「私は今からお皿を洗って、洗濯をして 明日の保育園の準備をするから、子どもをお風呂にいれて絵本を読んであげてくれる?」

 

このように具体的にやってほしいことを指示されると、僕ら男性は分かりやすいんです。
「それぐらい察してよ!」って言われても、察せませんから。

 

 

 

②もう一つは「日常から離れること」です。

たまには家事や育児を全部まかせて1人で美味しいものをゆっくり味わったり、買い物に行って時間をかけて試着してみたり美容院やネイルサロンで自分磨きなんかもしてほしい。
ストレス解消も思う存分してほしい。

 

その時間を作りたい!という意思を示してほしい。
そうでないと、「今の状態が妻にとって最適だ」と僕は理解しちゃうから。

「つらい気持ちを察してよ!」って言われても、察せないんだって!
男って鈍感なの!!
(世の男性の方全てじゃないですよ 笑)

 

 

日常から離れて自分の時間を作ることで、ゆとりが生まれます。
ゆとりが生まれるとイライラする時間が減るし、誰かに相談しやすくなるかもしれません。
すると、まわりに対しても優しくなれるはず。

 

 

と妻に言ってみると
「本当はもっと自分の時間が欲しかったの」

と正直な気持ちを教えてくれました。
これからもちゃんと伝えてくれたら、しっかり応援するよ!!

 

 

 

 

まとめ

 

「正直に気持ちを話しても、絶対に理論武装されて言い返されるだけと思ってたから今まで言えなかったんだー」と打ち明けてくれた妻。

いやいや、ちゃんと教えてくれたらちゃんと応えるよ。

 

僕の方もてっきり「共働きなんだから、もっと育児の時間を作って」と言われるものかと思ってたけど、話してみたら「分かってもらえない」という想いの方が、お互い強かったのが分かりました。

 

「育児時間」の問題も、もちろん大事なのですが、それよりも想いが伝わっておらず寂しい想いをすることがお互い一番つらかったのです。

 

これからも意見が食い違うことは多々あるでしょう。
でもお互いに歩みよって、自分のこと家族のこと、なんでも話し合える夫婦になっていけたらと思っています。

 

 

 

ワンオペ育児から脱出するために!

・妻と夫の言い分は、黙ったままだとすれ違ったまま。だけど、まずは相手を傷つけないように配慮しつつ想いをしっかり伝える。

・「ワンオペ育児」で苦しい原因は自分達の夫婦の場合一体何か?をしっかり見極める

・具体的にお互い「こうして欲しい!」ということを決める

 

 

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