相手に合わせ過ぎて、もう疲れてしまった。必死で合わせているのに良い事が無い。
「自分を大切にしたい」、そろそろそんな気持ちに素直になってもいいのでは?
でもそう言われてもなかなか難しいですよね。
慣れていない人には少し難しい、
でも慣れてしまうと実は簡単で誰にでもできる、
「自分を大切にするとはどういう事か」について、
詳しくまとめました。
自分を大切にしないばっかりに、人に利用され放題だった僕の体験談も、少し語っています。
ぜひ最後までご一読ください!
お好きなところからどうぞ
ワガママと自分を大切にすることは似てるけど違う?
自分を大切にすることに関して、
よくありがちなのは、
「自分を大切にしたい」=「ワガママ」と言う悲しい誤解です。
僕は、
「全然そんな事はないよ!」
と思っています。
例えば、こんなことってワガママ??↓
・体調を考慮して、食事の誘いを断る。
・仕事を優先させたい時期だから、遊びの誘いを断る。
・日課のランニングに集中したいから、携帯は家に置いておく。
ホリエモンさんこと、堀江貴文さんが、
著書の「本音で生きる」の中で次のように述べていました。
最近僕が行った改善としては、夜のイベント出演を抑えたことが挙げられる。以前はトークライブハウスでイベントを開催していたが、集客の関係で、開始時刻はどうしても午後7時以降にせざるをえない。そうなると終了時刻は午後9時半になってしまい、まともな食事のできる店に行けなくなってしまう。うまい食事は、僕にとって極めて重要だからこれは痛い。
※本音で生きる P111 堀江貴文著より引用
仕事さしおいて、
うまい食事って…。(笑)
もしかしたら、今現在自分を大切にできていない人は、
堀江さんの文章を読むとそんな風に感じるかもしれません。
僕もそうでした。
しかし、
今は堀江さんの述べていることがよ〜〜く理解できます。
これは、「他者の期待に応えていない」、
と言うだけで、
「ワガママ」とは全く異なります。
ワガママとは、
相手の言うことを全く聞かず、
自分の意見だけを通そうとする状態。
“自分を大切にしている人”は相手の言うことをちゃんと聞きます。
しかし、
自分には「これをしたい」と言う目的があるので、
聞いた上で、
「自分はその期待に応えない」と選択するだけです。
相手の期待に過剰に応えるわけでもなく、
自分のワガママを過剰に通すわけでもない、フェアな選択です。
もちろん聞いた上で、その期待に応えると選択する場合もあります。
今までは、聞いた上で自分にもやりたいことがあるのに、
相手のやりたいこと(期待や要求)を常に優先していました。
そしたら、どうなったか。
他人の期待を満たしているはずなのに、
相手はどんどん調子に乗っていきました。
「ガーン!なんでやねん!めっちゃジブン犠牲にしてんのに」
相手の要求や期待を簡単にのんでしまう人には、
それを上手に利用する人が集まってしまうのですね。
自分のことを低く見ているのだから、当たり前と言えば当たり前かもしれません。
「これをしたい!」が無いと、自分を大切にはできない。
「これをしたい!」と自分がしたい事をしっかり理解していないと、
相手の要求や期待に応えすぎるようになっちゃいます。
ちゃんと自分の欲求を理解していないから、
なんとなく心の声とは違うにも関わらず、
「ま、いっか」
とついオッケーしてしまいます。
例えば本当は疲れて眠っていたいのに、
無理して家族サービスをしたりします。
一度なら別に問題無いんです。
でも、何度も何度も続くとそれが癖になります。
そのうち、
「他人の期待に応えるのが、自分の喜び」
と自分に嘘をつくようになります。
そして、気がついたらめちゃくちゃ疲れています。
自分を大切にするってどういう事?
では、具体的に「自分を大切にする」とはどう言ったことなのでしょうか。
細かく例を挙げてみました。
・自分の本音をちゃんと聞く
・その本音を人に伝える
・疲れたら、休む
・食べたいときに、食べたいものを食べる
・イヤなことは、ちゃんと断る
・嬉しい時に嬉しいと言う
悲しい時に悲しいと言う
・自分が好きなことをして、自分を喜ばせる
簡単なようで、難しい…。
僕は、疲れても休まず、言いたいことは我慢し、
お付き合いで食べたくも無いものを食べ続けてちょっとぽっちゃりしてた時期がありました。(泣)
THE サラリーマンですね。
当時はそれが普通だと思っていました。
「本音なんか、言えるかー!!」ってね。
しかし、
もし愛する人が、見てるのも辛いぐらいすごく疲れていたらどうしますか?
きっと「ゆっくり休みなよ」と優しく言って、
栄養のある食事を作ったりすると思います。
その優しさ、
自分に対して向けてみたらどうでしょうか?
自分を大切にしない人は、
それができません。
すごく疲れていても、
相手を優先します。
本音を言わずに、
休むことも知りません。
自分を大切にしだすと、間違いなく嫌われる。
とは言え自分を大切にしだすと、
間違いなく誰かからは嫌われます。
今までの誘いなどを急に断るわけですから。
相手からしたら、期待していたリアクションがあなたから貰えなくなるからです。
本当は、
あなたを都合よく利用していただけなのに、
「なんだよ、アイツ。ワガママだな。」
とあなたの事を嫌いになるかもしれません。
便利で都合の良いあなたが、
急に生意気になったように映るんですね。
僕は昔、
周囲の期待に過剰に応えようと必死になっていました。
残業なんて当たり前。
自分のプライベートな予定が入っていても、
仕事が入ったらそっちを優先します。
できるだけお客さんの期待に応えようと、
見積りが安くなるように、必死で業者や自分の会社を説得したりしました。
細かな要望に対応し続け、僕が受け持っていたお客さんを引き継ぐ事になった別の社員からは、
「あなたの後だとやりにくんだよな〜」と言われました。
しかし、結婚して子どもができて、
それを辞めました。もう、体も心ももたないと思ったからです。
一番大事な家族に迷惑をかけたくなかったからです。
ほぼ定時で帰るようになりました。
僕の出す見積りは高くなりました。
休みに仕事を入れる事なんてほとんどありません。
細かすぎる要望は、その対応が得意な人にふるようになりました。
すると、
まーーけっこう嫌われました。(笑)
一部の同僚からは白い目で見られました。
要求の多かったお客様からは、上司にクレームの電話が入りました。
その上司からミーティングルームで長時間説教を受けました。
それでも自分を大切にする理由。
嫌われてもいいんです。
今まで好きでいてくれた人は、
もしかしたら偽りの自分を好きでいてくれたのかもしれません。
自分を偽っていたのは、
自分の責任ですから、その人は悪いわけでは無いかと思います。
しかし、そんな弱い自分を上手に利用していた人もきっといたでしょう。
だから、偽りの自分を好きでいてくれる状態をいつまでも続けたり、
相手の望むがままに自分が振る舞い続けることは、
自分にとっても相手にとっても良くない状態ですよね。
本当の自分を好きになってくれる人に、
好きになってもらいましょう!
僕は自分を大切にしだしてから、
周りに集まる人のタイプが変わりました。
今まで一緒に仕事したり遊んだりしていた人とは、
なにかウマが合わなくなってしまいました。
しかし、それで良いと思っています。
僕の場合、
他の同僚からは、逆に親しくしてもらえるようになりました。
「昔よりとっつきやすくなった」と言われました。
あなたの仕事スタイルを真似たいと言われるようになりました。
さらに、当時所属部内でトップの営業粗利を出すようになりました。
まとめ
この記事を読んで、
少しでも自分を大切にしたい思いが強くなって、
勇気を持っていただけたら嬉しいです。
元気な自分がいてこそ、
家族が笑顔でいられるし、
仕事で誰かの役に立てるのですから。
必死で頑張らなければいけない時期もあるとは思いますが、
自分が壊れてしまったら元も子もありません。
どうか自分の声に、注意深く耳を澄ませてくださいね。
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