夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、我が家ではよく夫婦喧嘩をします。
懲りずにその度に仲直りするわけですが、なかなか仲直りの最初のきっかけがつかめない時ってありますよね。
「旦那と仲直りしたい」
「嫁と仲直りしたい」
両方ともそう思っているはずなんですが、なんか喧嘩した勢いで素直に謝れなかったり、相手が謝ってきても素直になれなかったりするものです。
僕の嫁さんは、
「ゴルァ!!」と喧嘩になると、ろくでなしブルース(古い)も真っ青なぐらい舌を巻いて怒るので、まあそれはそれは仲直りのきっかけをつかむのが難しいのですが、これだけ何回も喧嘩をしているといい加減私たちの「きっかけ技」にも磨きがかかってまいりました。
今日はヒビがちょっとだけ入っちゃった夫婦仲を修復したい人のために、わたしたちの夫婦喧嘩仲直りのきっかけ作りをまとめました。「よそのご夫婦はこんな風にしてるんや!」とケーススタディーとしてお役立て下さい。
お好きなところからどうぞ
こんな方法をきっかけに、夫婦喧嘩から仲直り
仲直りの方法には、いろんなやり方がありますが、もちろんどれもケース・バイ・ケース。「このタイミングで使ってこそ意味がある!」ってものなので、よ〜く相手の様子を観察して使う必要があります。
そして「きっかけ」とは、「まぁ許してやってもいいかな」「そろそろ仲直りするか」と、謝るより原因を解決するよりもまず先に、相手の臨戦態勢をホワっと解消することに重きをおいているものであります。仲直りへの入り口作りですね。
きっかけ①メール・LINEを使う
さあ、相手に
「まあ許してやってもいいかな」
「そろそろ仲直りするか」
と思ってもらいましょうか。そのためのツールとしてLINEやメールが使えます。って今はほとんどLINEか。
でも注意したいのですが、この方法は、ちょっと喧嘩の熱が落ち着いてきたぐらいがいいということ。熱いうちにLINEなんかで謝ると余計怒らせます。
しかし怒りがずーっと持続する人はあんまりいないので、僕は少し冷めてきたかな?って時に、
こんな風に送ってみたりします。「こっちが悪かったよ」というメッセージをゆるい感じで。相手を脱力させ、「まあ許してやってもいいかな」を引き出すわけです。
それか…
シレっと完全に無かったことにする時もあります。
普通に返信があったら成功です(笑)。タイミングの見極めが難しいんですけどね。
きっかけ②普段やらないお手伝いとかをする
言葉が恥ずかしいなら態度で示せ!というわけで、なんらかしらの態度で
「あ、悪かったと思ってくれてるんやー」
と思ってもらえるように「仲直りしたいぜアピール」をします。
僕たち夫婦は普段家事をそれぞれの仕事の空き時間(共働きのため)に応じて、分担をしています。僕は皿洗いを朝することになっており、夜皿洗いは全くやりません。夜皿洗いは妻の分担領域です。
そこで、あえて夜皿洗いを実行するわけです。妻が風呂に入ってる間に皿洗いをスタートして…。ちょうどお風呂からあがるぐらいの頃に…
「え?あんたなんで今皿洗ってんの?」
「いや、別に…なんとなく…」
なんとなくちゃうし!
めっちゃ仲直りしたいぜアピールやし!!
わざとらしい行動は、仲直りしたいのサイン。相手も「もうそろそろ仲直りしたい」と思っていたら、これをきっかけに仲直りです。
きっかけ③「子どもかっ!」的な本音トーク
ほら喧嘩って、戦闘態勢に入ってるものだから、お互い全然素直じゃないじゃないですか。
妻も夫もどっちも上から目線で相手をジャッジして、「お前の悪いところを変えてやる!!」とか思っているから喧嘩になるわけで…。
でも本音は…
「もっと俺を大事にしてほしい」
「仕事ばっかで私寂しい」
といった可愛らしいものがほとんどなわけで。まぁ隠すけどね、本音なんて心の底に。恥ずかしいよね。
だがしかーし!あえて仲直りのきっかけを作るために、この可愛らしい本音を言ってみたりします。
「もっとなかよくしたいです」
子どもかっ!!ってぐらい素直で可愛らしいセリフを吐く俺。
むしろあえて、
「なかよくしたいよーーー」
と子どもっぽく演出してもいいぐらいかもしれない。
「わたしはもの分かり良いけど、あんたは間違っている。あんたの態度は正すべき!!」とか考えてカチコチになった心は、相手の素直な心に触れることで、
「わたしもなかよくしたいよーーー」
と変化するかもしれませんね!
きっかけ④相手の事ねぎらいトーク
喧嘩している時は、相手を屈服させたい時。勝ちたい時。相手を負かしたい時。でも、もう目的は仲直りに変わっているんだから、反対に相手を喜ばせようとすることで、「仲直りしたいアピール」をします。
これ、うちの嫁さんがよく使う方法です。
「えらい仕事遅かったなー。体大丈夫??」
「なーーーにが”大丈夫?”だ!
しらじらしい!!」
とか思いながらも、そんな事言われると実は嬉しかったりするので、
「お、おおう…。そ、そろそろ許しってやっかな…」とカチコチに怒ってた気持ちが、ホワっとほぐれていきます。
きっかけ⑤マッサージ
ボディタッチは、心理的な距離を縮めるのに役立つと言われてますよね。それが、同時にリラクゼーションをもたらし、相手の労をねぎらう意味が込められたマッサージならなお良し。
「ちょ、わたし別に疲れてないし」
「ま、ま、そう言わんと」
「なんやねんなー」
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ
ここでボソっと…
「こないだゴメンな」
「うむ、くるしゅーない」
「おい、お前調子に乗んなや」
「ええからマッサージして」
とまあ理想的にいけばこのように仲直りに向けて前進するわけです。しかし喧嘩の熱も冷めないうちに、まだ臨戦態勢であるならば体に触れるだけで
「キモイ。さわんな」と言われてしまいますので、徐々に距離を詰めるようにしていきましょう。
仲直りのきっかけを作る時に心がけてることは?
我が家の歴史を振り返ると、仲直りのきっかけを作る時に心がけた方がいいな〜と思うことが何点かあります。と言っても、いつも冷静になってから思い出すんですけどね(笑)
自分から謝る
当然ですが、自分から謝らないと喧嘩は終わりません。「相手に謝らせたい!」とお互いに思うから喧嘩になるわけで。じゃあ、どっちかが仲直りするために謝ったら喧嘩は終わりますよね。
喧嘩の原因究明は、仲直りしてから
喧嘩中に喧嘩の原因を解決しようとして上手くいった試しがない。せっかくきっかけを作ったのに、また喧嘩に戻ってしまうことも。
その喧嘩の原因が、「夫の帰りが遅い」のか「妻がズボラすぎる」のか「記念日を忘れてた」のかなんなのかはわかりませんが、
もし喧嘩中に問題を解決しようとすると…
「よし、じゃあ俺が早く帰ってこればいいんやな?」
「あんた毎日遅いんやって。どこで何してんだか」
「は?せっかく人が解決策を言ってるのに、なんやその言い方」
こんな感じでまた喧嘩になってしまいます。だから、原因を把握してその解決策を話し合うのは、まずは仲直りしてから。裁判してるわけじゃないんだから、よく分かんないうちに謝っても損なんてしないはず。
仲直りにこだわらないことも、時には大事
喧嘩している状態というのは非常に居心地が悪いものなので、「仲直りしたいモード」になると、さっきまでプンスカ怒ってたのに一刻も早く仲直りしたくなるもの。
でも相手が応えてくれない場合もあります。
その原因は
・相手の気持ちの整理がついていない
・まだ怒っている
・変に謝られると余計イライラする
など様々です。PMSだった、という場合だってありました。PMSの時期が過ぎたらすぐ仲直りしたこともあります。
いずれにせよ、変に仲直りにこだわってきっかけ作りに躍起になると、それはそれで相手の事を尊重してない事になるので、時には「別に仲直りしなくてもいっか」ぐらいの大らかな気持ちでいてもいいのかもしれませんね。
まとめ
【夫婦喧嘩の仲直りのきっかけ】
①LINEやメールを使う
②普段やらないお手伝いとかをする
③子どもかってぐらい素直な本音を伝える
④相手のことをねぎらう声をかける
⑤マッサージで心身を解きほぐす
【仲直りのきっかけを作る時に心がけていること】
①自分から謝る
②原因究明はちゃんと仲直りしてから
③時には仲直りにこだわらない
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