失恋した人、愛に悩む人にオススメしたいこちら。
けど、覚悟して読んでほしいこの一冊。
特に、
・あの人はわたしのことを分かってない
・こんなに愛していたのに許せない!
・誰か別の人と付き合ってると想像すると
身が裂けるよう
そんな風に思っているなら、結構パンチの効いた一冊となる事でしょう。
でも、良い本です。僕は自信を持っておすすめオススメしたいです。
表紙の副題にあるように、読むと気持ちが楽になる本(と言うか半分漫画)なのですが、
中途半端な気持ちじゃ読めないぜ!って感じの本でした。
これを買ったのはだいぶ前なのですが、書いてある内容の裏や意図まで、
完全に理解できるようになったのは、8年以上経ってから。
深いい話的な内容なのです。
少し紹介しましょう。
雨がふった次の日がかならず晴れるとはかぎらないよ
※愛のシッタカブッタ 小泉吉宏著
いや、普通そこは「止まない雨は無い」とかでしょ!?
フラれてつらい人が読んだりするんだし!
今日はこんな「愛のシッタカブッタ」について、
読書感想文と紹介を書きたいと思います!
お好きなところからどうぞ
「愛のシッタカブッタ」はこんな内容
小泉吉宏さんと言う人が書いた、
第45回文藝春秋漫画賞受賞のベストセラー「ブッタとシッタカブッタ」の
シリーズ本です。本と言うよりは、漫画ですね。
「ブッタとシッタカブッタ」は、豚の姿をした仏陀のようなブッタが、
悩み多き豚の姿をしたシッタカブッタに、禅問答のような言葉を投げかけ、
幸せに導いていく、ちょっと変わった4コマ漫画です。
ブッタの問いかける言葉は、
ブッタと言うからには仏教に由来している言葉が多く、
とても深〜い言葉の数々が語られています。
今回紹介する「愛のシッタカブッタ」はその続編で、
ブッタの代わりに鳥さん(名前不明。)が禅問答のように問いかけています。
その問いかけに導かれて、
シッタカブッタはなんとか失恋から立ち直ろうとするわけですが…。
ぜんぜん意味わかんねぇ。
って言う言葉も正直たくさんあって、
読者も「これはいったいどういう意味なんだろう?」と
考えるハメになる内容です。
チラっと読んだ感じでは、ワケ分からないのですが、
なるほど確かにベストセラーになった本のシリーズものだけあって、
ちゃんと読み進めると「あ、なるほど!」と心が楽になっていくから不思議です。
読み始めは、心の傷をえぐられる感じになる
読む人によっては、
最初は心の傷を逆にえぐられるような思いをするかもしれません。
シッタカブッタに語りかけるこの鳥さんが、
けっこうな勢いでズバズバ名ゼリフを言うのです。
シッタカブッタが彼女にフラれたらしく、
嘆いているのですが…
あのコはボクのことなんか考えてない!!
自分勝手なやつだ!!
※愛のシッタカブッタ 小泉吉宏著
そう泣きわめくシッタカブッタに対し鳥さんは、
どっちが自分勝手?
※愛のシッタカブッタ 小泉吉宏著
とバッサリ。
いや、もうちょっと気持ち聞いてあげようよ。
さらに、
あんなに苦しい思いをしたんだから
こんどはゼッタイうまくいくんだ
※愛のシッタカブッタ 小泉吉宏著
とフラれた自分を必死でなぐさめるシッタカブッタに対し、鳥さんは冒頭に紹介した
雨がふった次の日がかならず晴れるとはかぎらないよ
※愛のシッタカブッタ 小泉吉宏著
と答えます。
誰しもフラれてすぐなんて、少しでもポジティブに考えたいですよね!
それなのに、鳥さんシビア!
僕がこれを初めて読んだのは、
結婚もせず、恋に恋するおバカな20代でした。
そして、4年付き合った子にフラれた時に、
少しでも元気になりたくて読んだのですが、
本閉じましたね。
つらくて。
しかし、年齢を経るにしたがって、
だんだん分かってくるのですが、
この本に書いてあるようなことが分かっていなかったから、
フラれたんですね。
痛みの先に、学びがありました
でも、改めて読み始めた時ふと思ったのです。
あれ?僕の考え方自体なんか間違っていない?って。
まるで、シッタカブッタが失恋の痛手から立ち直るために頑張るように
僕も読みながら徐々に失恋の痛手から立ち直るのに頑張りました。
一生懸命この漫画を読みながら考えた記憶があります。
そして、立ち直った時には、
恋をしていた時と考え方も変わっていました。
なんか、強くなってました。
スパルタに思えた鳥さんが、
めっちゃ大事な人生の見方を教えてくれていたと気づくのです。
その中でも僕の好きな言葉はこれです。
愛は『今ただただ愛している』だけ
※愛のシッタカブッタ 小泉吉宏著
愛は求めるものでもなく、
時間も関係なく、
ただ、この瞬間に愛するだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
だからこそ、今誰かを愛しているのなら、
精一杯今に集中して愛そう。
この漫画を読んで、そのように思ったわけです。
まとめ
タイトルに傷口ぐりぐりする感じと書きましたが、
それは作者のあえての愛情からくるもの。
愛に迷い悩んだ人ほど、
心に染みる一冊になるはずです。
1時間もあればすぐ読めちゃいますが、
効果は一生ものかな!?
シッタカブッタが失恋から立ち直るために学んだことは何か、
ぜひ本書で確認してみてください!
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