【悪魔とのおしゃべり】の感想・レビュー。自分の中の『正しさ』が崩壊する!

世の中『正しいこと』だらけで生きづらい!そんな風になんとなく常日頃から考えている人に読んで欲しい一冊。僕はこの本を読んでスーッと心と体が楽になりましたね。
表面的じゃなくて、物事を根本から考える思考の在り方を教えてくれます。

 

こんな人に効きそうな本です
●もっと自由に生きたい!と思っている
●自分は人に迷惑をかけて生きていると思っている
●『正しさ』を押し付けられるのは嫌だ
●「なんでそんなに深く考えるの?意味あるの?」と言われたことがある
●「これって本当に幸せなのかなぁ」と他人の主義・主張に疑問を持つ事が多い

 

 

昨年の発売以来ベストセラーを記録している、さとうみつろうさん著の『悪魔とのおしゃべり』。前作の『神さまとのおしゃべり』も話題になりましたが、内容の濃さとかでいうとこっち方がオススメです。

パッと見た目は、自己啓発かスピリチャル系かなんかかな…と思わせておいて、中を読んでみると量子力学や哲学、ラスタ思想(ジャマイカの思想、ボブ・マーリーが有名です)なんかが登場していて、なんかもう濃い!!

と言うわけで、
この記事では、『悪魔とのおしゃべり』の名言や、感想・レビューをお届けします!

 

 

物語形式で読みやすい

今のみつろう氏や大学の頃のみつろう氏、とその仲間たちや家族と、そして悪魔。
そんな登場人物が、今・過去を舞台に登場し、会話形式で物語が進んでいきます。
お気楽なみつろうとその仲間たちが語るセリフですので、難しい言い回しは原則出てきません。

ベストセラーになった『嫌われる勇気』も会話形式ですが、あれはちょっと文学的と言うか固い感じでしたよね。こちらの『悪魔とのおしゃべり』は、青春小説のようなノリなので、ショッキングな内容ながらも軽快にサクサク読めます。

 

 

前作の「神さまとのおしゃべり」同様、上手にみつろうにこの世の真理を伝えて諭すように悪魔が語りかけます。

「お前の信じてる、その“正しさ”。そもそも何!?意味あるの!?」
といった具合に。

ゴリゴリに凝り固まった、僕たち現代人の強迫観念にも似た『正しさ』を解きほぐしてくれます。そして、みつろう達は、生きる上で本当に大事なことに徐々に気づいていくんですね。

 

 

 

 

ドキっとする名言の数々が世の中の的を得ている

文中のセリフが、深い。
そして、濃い。

 

よくもまあ古今東西の神話や宗教・思想までを上手に物語に取り込んでまとめたな、といった印象です。
神道をはじめとした世界各地に散らばる宗教や、レゲエのラスタ思想に共通する本質を抜き出し、物語の骨子に据えています。それはまるで、この世の真理を見せられているよう。

 

 

ただ、悪魔は分かりやすいところからみつろうに話しかけます。

●「誰にも」「何にも」期待していない人間は、怒ることが絶対にできない。

●世界中、クズしかいないと思っている。

●一方で、怒っている正義のヒーローは、常に相手に期待している。
「君ならもっと正しくなれる」と期待するから、プンプンしている。
※出展:悪魔とのおしゃべり さとうみつろう著

 

おお〜
さすが悪魔。
でも、その通りだ。良い事言ったぞ、悪魔。
って言うか表紙からイメージする期待通りの内容だ。
いいぞ、悪魔。もっと現実の理不尽さをバッサバッサと切ってくれ。

 

 

とか思っていたら、
話は思わぬ深い方向へ…。

●「彼女が欲しい」という願い方では、
【彼女が欲しい現実】しか現れないのさ。

●「手に入れよう」としなくなれば、より「手に入る」ことになるのだ。
※出展:悪魔とのおしゃべり さとうみつろう著

こんな『引き寄せの法則的なアドバイス』が文中に登場してきます。

 

 

ただね、これだけだとただの怪しげなスピリチュアルな本でしょ。
しかし『悪魔とのおしゃべり』は今までのそんな本とは違う!

●全ては1つにつながる「道」なのです。
どこから巡って行っても、行きつく先は「1つ」だ。

●観測者が、観測することで、世界を発生させたと。

※出展:悪魔とのおしゃべり さとうみつろう著

量子力学や、古今東西の宗教や思想を例にとって、スピリチュアルな話題に理論的な裏付けを与えているんです。なぜか昔の人って、世界の事をちゃんと知っていたんですよね。それが、現在の最先端の科学である量子力学と不思議と一致している事が多い。

 

 

 

時代に合っているから共感できる

この『悪魔とのおしゃべり』なんですが、ちょうどみつろう達が大学を卒業した頃(15年ぐらい前?)に発売したとしても多分そんなに売れなかったんじゃないかな、と思います。

 

なぜなら当時『正しさ』がまだまだ強かった。
サラリーマンとは一つの会社で勤め上げるべきだし、男とは稼いできてなんぼだし、不倫はしちゃだめだし、お金と言えば日本円だし、副業はしちゃだめだし、投機する人はお金大好きのダメな人に見られるし、男は男のことを好きになったら周りから笑われる時代でした。圧倒的な同調圧力と共に。

 

でも今では、
転職は当たり前、「主夫」がめっちゃ増えてるらしいし、「ポリアモリー」と呼ばれる複数愛をつらぬく人も出てきているし、仮想通貨が法定通過(フィアット通貨)の一部代わりとなるんじゃないかとさえ言われているし、仮想通貨のおかげで投機が一般の人にもより受け入れれられているし、LGBTに批判的な発言をする人の方が逆に大バッシングを受ける時代です。多様性が受け入れられてきて、かなり「今までの正しさ」が溶けてきたんじゃないかなと思われれます。

 

ただ、こんな時に僕らがつい間違ってしまうのは、
「サラリーマンは一生懸命一つの会社で勤め上げるべきた!」とその昔声高に叫ばれてきた悪しき正義の代わりに、「サラリーマンでも転職を繰り返すべきだ!パラレルキャリアをもつべきだ!」との新しい正義で誰かを攻撃する人が出てくるってこと。

 

これでは結局昔と一緒なんですね。
内容が変わっただけで、「何かを正義と決め」「ルールや常識を決め」「それに沿わない人を攻撃する」という意味では。

 

そんな間違えやすい僕たちに対して、物語形式で優しく警鐘を鳴らしてくれます。
そもそもそんな『正しさ』なんて、根本から捨ててしまいなって。

僕も色んなところで主義を主張をしますが、「正しさなんて、本当に必要なのかな」と反省する次第。どうしても現実を生きていると便宜的に主義・主張が必要になるシーンに出くわしますが、願わくば、そんな事が必要のないかっこいい漢になりたいものです。

 

 

ところで以前亡くなった哲学者の池田晶子さんという方の本で『14歳からの哲学』という本がありました。
この本は、『悪魔とのおしゃべり』と類似の内容が結構出てきます。もっとストイックに『考える』事に徹底した本ではありますが、『悪魔とのおしゃべり』が好きな人なら、きっと好きになる本だと思います。

●善悪の基準を自分の外に求めるという思い込みの根は、とにかく深い。

●でも、呼吸も消化も、全然君が意志してやっていることなんかじゃないんだから、その意味では、君が意志して君を生きているというわけじゃないんだ。じゃあ誰がこの体を生きているんだろう。

※出展:14歳からの哲学 考えるための教科書 池田晶子 著

 

 

 

じゃあ、どう生きるのが「正しい」のか

●その「正しさ」を超えた時、貴様らは何者にでもなれるようになる。

●この世で得たものは全て幻想だ。
※出展:悪魔とのおしゃべり さとうみつろう著

この本を読み終えたあなたは、きっと今までの常識が崩れているでしょう。
頭が混乱しているかもしれません。

少なくとも、今まで信じていた『正しさ』は疑ってかかるようになると思います。
ただ、『正しさ』って実に根が深い。
そう簡単に思い込みは外れてくれません。

 

その上で、どう生きるか。
これが大事なんですね。

 

 

 

まとめ

「悪魔とのおしゃべり」は、
毒舌あり、スピリチュアルあり、哲学ありの、何度も何度も考えさせてくれる本でした。
願わくば、これを読む人の未来が、『正しさ』から解放されて自分らしいものでありますように!

 

 

 

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