世の中完全に変わってきています。まずもって今までのオッサンの考え方にまったく若者たちが反応しない。そんな乱世の世を熱狂しながら生きる話題の幻冬社編集者、ミノワマンこと箕輪厚介著の『死ぬこと以外かすり傷』。今やビジネス書と言えば、この人の名と幻冬舎の名前を聞かないぐらい、快進撃を続けています。
貨幣経済から信用経済へ、労働から熱狂へ。
テクノロジーと共に恐るべきスピードで変わり続ける時代に生きる僕たちニッポン人に向け、カリスマが指南書のようにしたためた本書。
編集者などという仕事は善悪や倫理など関係ない。自分の偏愛や熱狂が抑えきれなくなって、ほとばしって漏れ出したものが作品に乗って世に届くのだ。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
と、文中にあるように、狂ったような熱狂を駆け抜けるように伝える本書は、ついこちらも感情的になります。
悔しい!!もっと狂いたい!!!俺はいったい何をやっとんじゃ!!!
と言うわけで、今日はこの本の魅力を書きたいと思います。
最初に書くけど、時代遅れでちんたらしてて、昔に比べたらましになったかなーとか思ってたら、相変わらずダサいままの自分がなんかちょっと恥ずかしくなりましたよ。あー自分にイライラする。
もしかしたら、あなたも、これを読んだら、焦って何かをしたくなるかもしれませんよ。でも、そんな「バカ」を、時代は求めているのは確かなこと。ぜひ読んで刺激されて、焦って、イライラしよう!!
お好きなところからどうぞ
箕輪さんは予定調和をぶち壊すパンク野郎
同僚や上司との間で波風を立てず、仲良く無難にサラリーマンライフを過ごしたい。そういうタイプの人間であれば、心の中で「くだらない集まりだな」と思っても、声を上げないのが普通だろう。それでいい。
しかし社畜の群れから抜け出し、何者かになりたいのなら話は変わってくる。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
僕らは基本しがらみの中で生きています。
あの人に怒られたくない、ここでは大人しくしていた方がいい。そんな感じで。仕事ぶりだって、できる限り失敗のない方向で進めたりする。過去のデータをリサーチしたり、アンケートとったり。まあ言ってしまうと、安全パイの予定調和の中生きているわけです。
で、この僕もまさにそうなんですが「生活のため」だの「それが大人」だの、独立したにも関わらずダメサラリーマンみたいな脳みそでいたのであります。
与えられた仕事を段取り通りこなす。そうすれば失敗しても大きな傷は追わないだろう。しかし、そんな予定調和からは何も生まれない。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
あなたは何かを成し遂げる『何者か』になりたいですか?
僕はなりたいです。できればつまらない仕事は一切したくない。それなのに、自分に負ける日々。箕輪さんのように、思ったら実行!ではなく、思ってても自分に嘘をついている日々。そんな自分が浮かび上がってきます。
そんな悩みを御構い無しにぶち壊し続ける、箕輪氏は、なんて言うかすっげーパンク!ホリエモンの事もよくこのブログで「パンク野郎」と表現してるんですけど、よく考えたらホリエモンの本もこの人が編集してるんですよね。妙に納得。
箕輪さんの稼ぐ力とは
会社から餌を与えられる豚になるな※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
まあ僕はサラリーマンではないのですが、会社員の頃って、会社の後ろ盾があることなんてすっかり忘れてちょっと実績を挙げたら「俺の実力や!」と痛い勘違いをしていたものです。そうです、会社から餌を与えられてブヒブヒ言うておりました。
会社員から成り上がったように見える箕輪氏ですが、本読んだら実際に成り上がったっぽかったです(笑)
第2章で語られるダメサラリーマンからの短期間での怒涛の快進撃。
自分の市場価値を測り、鮮度の高い情報に常に触れ、未開の地に飛び込み、抑えるべきところ抑えのし上がっていく。これ、誰にでもできることじゃないぞ。ちなみに彼のオンラインサロンは、幻冬舎には事後報告だったそうです。自分でも思った以上に膨れ上がって、会社になんて言おうか悩んだんだって。
あれよあれよと数百人あつまり、月収の10倍以上もの会費が入ってくるようになった。こんなことは想像もできなかった。「もはや副業というレベルではないな。会社にどう説明しよう」と僕も頭を悩ませた。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
都心に引っ越し、独自サービスを始め、サロンを経営。自らがインフルエンサーとなって本を売っていく。いかにして、今の状態まで上り詰めたかが書かれていて、『昇り方』を知りたい人には参考になるはず。でも、もう一回言うけど、これ誰にでもできることじゃないぞ!
これからの時代にどうやって個人を売っていくか
最初はハッタリでいい。ハッタリかまいして伝説を作れ。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
そういや、リリー・フランキーも仕事受ける時にハッタリかまして後から辻褄合わせてた、みたいなこと言ってたな。
そんな事を思い出しながら読みすすめた次の章。
誰でもそうだけど、最初僕たちには実績がない。誇れる数字もない。だからどうしていいか分からない。
ハッタリをかますしかない。
血を流し恥をかくしかない。
つまり、誰も言わないことを言えるようになるために、誰もやっていないことに挑戦し、誰もしていない経験をし、誰も成しえていない実績を作らなければならないのだ。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
でも、これが分かっていても誰もやらないのです。結局やったやつが一番強いのです。うおー!焦る。この本を読んでいると、何をしているんだ俺は、と焦りがつのってくる…!!
とことん遊んでいる
一般に言う努力とは「人から言われたことにしっかりと耐え忍び、我慢に我慢を重ねること」こんなニュアンスだと思います。
もちろん、彼も努力をしているでしょう。人一倍働いているのはメディアからの情報でも本書からでも分かります。
僕はサラリーマンの仕事を誰よりもこなしている。締め切り前になると朝3時ごろに会社にでかけ、たった一人しかいないフロアで必死にゲラに赤字を入れている。※出展:死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介著
だから世間の人は、「結局、努力かよ…」などと、また「俺にはできない」なんて思ったりするかもしれません。
でも、本書をもっと読んでいると分かってくるのは、彼の努力は、自分の目的を達成する上での努力であって、一般的な意味の「歯を食いしばって耐え忍ぶ」的な、なんだか悲壮感が漂う努力ではないですね。確実に。
この自分の目的、というのがすごく大事で、どれだけ自分が信じる世界に没頭できるか、知りたくてたまらないことを知りにいけるか、熱狂に狂えるか、なんですね。他人の人生を生きているわけではないのです。
しかし、「こんなにも痛快に、自分の人生を生きるにはどうしたらいいんだろう…」なんて考えてたら、ちゃんと答えが書いていました。その答えは本書にて。
まとめ
オッサン達の人生訓が役に立たず、まったく新しい時代が到来する時に、突如として現れた稀代の編集者箕輪厚介。
彼の成り上がりストーリーや哲学・行動基準、そして今時代に何が起こっているかをサッと読めてしまうこちらの一冊を手に取り、自分の生き方と照らし合わせてみてはいかがでしょうか。
何回も言うけど、俺は、これ読んでなんかすごく焦った!!!!!
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