今の生き方は間違っている気がする、 自分らしく生きたい、 自由に生きたい。
以前の僕はこの本を読んで、すごく参考になりました。四角大輔著の『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』。
「そんな生き方はとてもできない」と多くの人は言う。本当にそうだろうか?
※自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 四角大輔著 より
作者の四角大輔さんは上のように著書の中で述べています。
本当に、できないのか?
やりたいこと、あるんじゃないか?
思いをくすぶらせている人に、ぜひ読んでほしい内容の一冊です。
20代ってタイトルですけど、僕の感想としては、いくつになっても読める本だと思います。
だって自由に生きるかどうか、
その決断をするタイミングは、その人その人の人生によって異なるから。
僕の場合は、子どもの無邪気な笑顔を見た時でした。
「こんな楽しそうに笑っているのに、僕ときたらちゃんと生きているんだろうか?
こいつが大きくなった時に、僕は背中を見せられるだろうか?
疲れて人生を諦めた大人じゃなく、自分の人生を生きている大人として」
そんな時に出会った本です。あなたが人生に悩んでいるのなら、もしかしたら背中を押してくれる一冊になるかもしれません。
お好きなところからどうぞ
僕たちは、「何かを得よう」、「成長しよう」としすぎている。
たしかに吸収できるものは、吸収できるうちにした方がいいかもしれない。
だが、なんでもかんでも大事にしすぎるのが問題だ。
※自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 四角大輔著 より
僕たちは人生において、
「常にプラスをしていく」事を考えるのが普通です。
仕事のスキルを上げよう、
たくさん人脈を増やそう、
年収を上げよう、
次は大型のファミリーカーを買おう、
無理してマイホームを買おう、
お洒落着でクローゼットを埋めよう、
さらには、
フェイスブックのいいね!の数を増やそうにいたるまで。
「より良くなるって事は、
何かを増やす事で叶えられる」って思ってたけど、
「これ、間違いだね」と気付くことができました。
この本では、徹底的に捨てていくことの大切さが説得力を持って紹介されています。
自分の人生を生きたいなら、
よりミニマルになって自分の声をしっかり聞くこと。
増やしてばかりだと、自分の声さえも聞こえない。
最近読んだ小池龍之介さんと言うお坊さんの本にも、
似たような内容が書いてありました。
※小池龍之介著「貧乏入門」を読むと、逆にお金持ちになれる気がする
もご参考下さい。
むしろ、捨てよう
著者がおすすめする『捨て項目』はタイトルにあるように50項目。
それは、
例えば「小銭入れを捨てよう」と言った具体的な物を捨てる事について述べられてもいますが、
メインで捨てようと伝えようとしているのは、
- つい人々が持ってしまう思い込み
- いつの間にか身についてしまう生活習慣
- 誰かに言われた根拠の無い常識
といった、物よりも心にフォーカスした内容です。
僕たちは、より良くなるために、
何かを得よう得ようとして、いつの間にか逆にがんじがらめになっています。
誰かがこうしなさい、と言いました。
他の誰かがこの服は素敵だよ、と言いました。
きっとそうすれば素敵になるに違いないと、すべてを受け入れ続けた結果が、今の悩み続けるあなたです。
それを、捨てよう、と。
この捨てるべき50の項目は、
そんながんじがらめの鎖を解き放つかのような内容でしたね。
捨てるって簡単なことではない。
ぼくは20代の頃、周囲から「目上の言うことには従え」「まわりと同じようにやれ」と何度も古い価値観を押し付けられそうになったが、そのほとんどを拒み続けた。そのせいでずいぶん痛い目にも遭った。
※自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 四角大輔著 より
これ、すっごく分かります。
僕も世間が常識だと思っていることを捨てようとして、結構怒られたり嫌な顔されたり痛い目みたりしました。
自分の人生を生きようと思うと、最初はどうしても周りからの抵抗があるんですよね。
それは妻であったり、親であったり、職場の上司や同僚であったり、友人であったり、まぁ、だいたいの人からは反感を買うわけです。
「それってこうすべきでしょ!(怒)」って。
例えば、どんな常識を捨てるとよいのか。
ちょっと本文から紹介しましょう。
この人より勝っているかどうかとか、今何番目だとか、負けている分を取り戻そうとか考えない。
※自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 四角大輔著 38ライバル心を捨てる より
まわりを見るな。向き合うべきは自分の心だ。
※自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと 四角大輔著 38ライバル心を捨てる より
例えば、「ライバル心を捨てる」という項目。
これは僕の生きてきた営業職の世界ではあり得ないことなんです。
「他社に負けていいのか!?」とか「同期のあいつはあんなに頑張ってるぞ」とか、
だいたいの営業職マネージャーは競争を勧めてきます。
それをいきなり、
「あ、自分そんなのどうでもいいっす」
とか言おうもんなら、
「はぁ?(怒)まわりをよく見てみろ!!」
「ボケが!若いくせに調子のんな!」
ってなりましたね。
そうです。僕は昔言ってみたことあるんです。
痛い目みました。
その時僕はつらかったし、悲しかった。
いろいろ捨てて自分らしく生きた結果(まだ途中だけど)
僕は一番悩んでいた当時色んな本を読みました。
そして、この本の内容もかなり真に受けて実践しました。
残業をしなくなりました。
他人の目を気にしないようにしました。
あまり物は買わなくなり、本当にお気に入りの高いものを買うようになりました。
無駄に自己アピールをしなくなったし、
「がんばります!」なんて2年ぐらい言った記憶無いです。
最初はドッキドキのびっくびくでした。
こんなんしたら怒られるんちゃうかな…と恐る恐る、自分のできることから捨てていきました。
それでも、やっぱり先述した通り嫌な目に遭いました。
未だに覚えているのは、
上司に、「お前が本当に嫌いだ」と言われたことです。
あんまりダイレクトに言われたので、
ショック通り越して力が抜けた記憶がありあす。
それでも、僕は自分の人生を生きたかったので、
勇気を出して捨て続けました。
すると、どうなったか。
ここから不思議なことがたくさん起こりました。
捨てると、得られる
同僚に味方になってくれる人が増えたのです。
(と言っても僕の方で敵・味方って区別してるわけじゃないのですが)
てっきり社内で孤立することも予想していたのですが。
プライベートでも友人が増えました。
増やそうと思って増えたんじゃなく、
勝手に増えていったんです。まったく不思議です。
もしかしたら、
自分らしく生きている僕に、
「今までに無い人間らしさ」を感じてもらえたのかもしれません。
さらには、自分が本当に必要としているスキルを持った人や、
お仕事をくださる人にも出会いました。
それが短期間で何回も続いたのです。
なんだか、引き寄せの法則を信じたくなりましたね。
まとめ
今までの人生通り不自由さの中にも安定を求めるか、それともこれからの人生は勇気を出して自由を得るか、それは人それぞれだと思います。
僕は、自分らしく生きたい。
もしあなたもそう思っているのなら、
きっと役に立つ一冊になることでしょう。
P.S
ちなみにこの著者は、今の生活みたいになる前は、
大手レコード会社に新卒で入って実績上げまくった超エリートだったみたいです。
そんな人がキャリアを全部捨てて、自分らしく生きるようになったそうです。
余計勇気が出ますね。
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